...本所番場町七六森長七方の二階三疊の座敷に起臥し居る微々たる一職工なるが...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...ホホ」「何を笑う」「あれは皆んな私の細工とはお気がつきませんでしたか」「何?」「大急ぎで番場町へ帰った余吾之介様が憎らしいばかりに...
野村胡堂 「十字架観音」
...番場町の両替渡世(りょうがえとせい)井筒屋清兵衛(いづつやせいべえ)がやられました」「そうだってね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...そんならゆうべ話をした兄弟分の番場(ばんば)の哥児(あにい)だ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...叩ッ斬ったる者は江州阪田の郡(こおり)番場(ばんば)の生れ忠太郎...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...大層よく番場のことを知っているが...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...見えもしない雲の下の番場の方を見て泣き暮したっけ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...番場の忠太郎、粋な旅にん姿、提灯を持って径の中程へくる...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...鳥羽田 番場の忠太郎という肚(はら)の悪い奴だ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...「夜をかけても、番場までは」と、むりを承知で将士をはげましていた仲時も、「またもか」と、途方に暮れた眉だった...
吉川英治 「私本太平記」
...そして番場ノ宿へ入るとすぐの一叢(ひとむら)の林のうちへ駈けこんだ...
吉川英治 「私本太平記」
...街道に沿うた番場ノ宿の町なかに“仲時の塚”というのが載っており...
吉川英治 「私本太平記」
...種々調べてみると、番場、柏原附近にも古くからの寺院は多いが、どうも伊吹山四院とその頃よばれていたうちの一寺らしい...
吉川英治 「私本太平記」
...近江の番場では、同じ鎌倉武士の探題仲時以下四百何人が、ことごとく、枕をならべて壮烈な自刃をとげた...
吉川英治 「私本太平記」
...近江番場における探題以下の自決だの...
吉川英治 「私本太平記」
...近江番場へかかったとき...
吉川英治 「私本太平記」
...近江番場ニテ自刃(ジジン)...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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