...舟番場の所には、槍が閃(ひらめ)いていて、大勢の人が、何か叫び乍ら、兵を押したり、なぐったり、突いたり、槍を閃かしたりしていた...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...夜と共に静かに静かに祈っておる鹿の子の許(もと)――番場町の清らかな浪宅へ帰る気にはなれなかったのです...
野村胡堂 「十字架観音」
...番場町の両替渡世(りょうがえとせい)井筒屋清兵衛(いづつやせいべえ)がやられました」「そうだってね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一と走り番場町の井筒屋まで行ってみてくるとしよう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「本所番場町の加賀屋勘兵衞――親分も御存じですね」「知つてるとも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃掛り合つてる女は誰だ」「番場のお時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「番場の與三郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...番場の忠太郎...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...江州番場宿の忠太郎という者に憶えはねえんでござんすね...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...鳥羽田 番場の忠太郎という肚(はら)の悪い奴だ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...大手前(おほてまへ)の番場(ばんば)で跡部に分れて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...番場(ばんば)の原には避難した病人産婦の呻吟(しんぎん)を聞く二月十九日の夜...
森鴎外 「大塩平八郎」
...江州番場の辻堂で...
吉川英治 「私本太平記」
...番場の宿(しゅく)まで出れば...
吉川英治 「私本太平記」
...番場(ばんば)ノ宿(しゅく)は見えている...
吉川英治 「私本太平記」
...近江の番場では、同じ鎌倉武士の探題仲時以下四百何人が、ことごとく、枕をならべて壮烈な自刃をとげた...
吉川英治 「私本太平記」
...まもなく本所の番場町辺に間借を見つけた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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