...彼女は表彰台の一番上に立ち、金メダルを獲得した...
...あの家の財産は全体の中でも一番上位の分位層に属する...
...素人芝居の中では彼が一番上手だった...
...籤筒を回して、一番上に出てきたおみくじを取ります...
...一番上手に作られた木目込人形を見たことがあるかい?...
...下人は七段ある石段の一番上の段に...
芥川龍之介 「羅生門」
...一番上等のものを食べさせる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...一番上の伯父さんがわざわざ上京することになった...
伊波普猷 「私の子供時分」
...そこで紳士は直ぐ左手の壁にかかっている沢山の名札(なふだ)の中で一番上の列の一番端にかかっていた「研究所長鬼村正彦(おにむらまさひこ)」と書いた赤い文字のある札を手にとって...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...一番上が男の子で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一番上の姉のお花は洲崎の女郎になっていた...
豊島与志雄 「黒点」
...この四月から学校へ上るという一番上の女の子が眼を円くして聞いていた...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...自分は一番上に乗ってるのを二枚...
夏目漱石 「坑夫」
...やがて五重の塔の一番上へヌッと顔を出しましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一切の脂っ気を抜いてしまった髪――一番上等のビロードを思わせるような...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...太守が卓子の一番上座につき...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...その一番上の一枚を指し示した...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...一番上の水平点線を山折り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...してみると光沢のない白い玉子で重いのが一番上等なのですけれどもモー一層上等なのは受精しない玉子です...
村井弦斎 「食道楽」
...あの人は、お買物する時だって、一番上手だわ、それに須貝さんが母さんを好きなんだとすると……...
森本薫 「華々しき一族」
...此処(ここ)とは筋向(むか)うの鼠色の家の一番上殆(ほとん)ど家根とすれすれの処(ところ)に一つきりある窓から十六七の少女(をとめ)が顔を出して先刻(さつき)から曙村さんを手真似(てまね)などでからかつて居るのてあつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...一番上の姉のお里は...
吉川英治 「無宿人国記」
...正覺坊は』一番上の中學一年生の兄が言つた...
若山牧水 「鴉と正覺坊」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??