...夜番(よばん)の室から外に出ようとしますと...
海野十三 「赤外線男」
...その次にはたちまち蔑み笑いを口許に泛(うか)べて踵(かかと)で床をコツコツとやる番であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...「二人の番をしとれ...
田中貢太郎 「春心」
...最後から二番目の綴音(シラブル)「ボー」に強い揚音符(アクセント)をつけてまた幾度か「ストロンボーリ...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...一番町のわが家(や)よりかしこまでは電車なければかなりの遠路なりしを歩み歩みて朝八時頃われは先生が外出したまはざる前をと思ひて三...
永井荷風 「書かでもの記」
...一番左の方に居た顔の丸い奴が「そりゃ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...従って彼の席は入口からずっと遠い一番奥の突当(つきあた)りに設けられた...
夏目漱石 「道草」
...2番目はイヌの頭のハピに捧げられていて小腸が入っている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...谷中の清養寺に飛んで行ってみな」「ヘエ」「昨夜(ゆうべ)千両箱の張番をした人間より...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一番気が落着くやうであつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...今朝一番手の桂介等は六時から出かけたらしいが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この男が今ヨーロッパで一番破廉恥な犯罪を行った張本人だとは誰も知るまい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...寄席と艶笑と下足番の曰く三亀松にクソとおもえど先生という川柳が...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...一番おいしい御馳走を食べようと思ってここへ来たところに...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...一番高尚とかいう説も...
南方熊楠 「十二支考」
...忠臣蔵に茶番の落を附けるのだから...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分も同時に大番組に入つた...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...みなさまぜんぶ」老番士がそう云いかけたとき...
山本周五郎 「風流太平記」
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