...また十番へ行った...
大杉栄 「日本脱出記」
...二十四番地、都は掛値をする所だから、なんでも半分に値切って、十二番地、だなんて、村で物識(ものしり)の老人がいつか話してくれたのを思い出したが、まさかそれは話だと、留吉は考えました...
竹久夢二 「都の眼」
...あて西宮(にしのみや)の一二三四番へかけてんねんわ」と家の電話番号をいう声が...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...二番目の姉のお新はカフェーに通っていた...
豊島与志雄 「黒点」
...てんぷらのたれの一番大切な構成要素はやはり醤油である...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...今が一番よい時だと思つて...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...――こいつは一番怪しい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...アトリエをヴァレンヌ街七十七番地に移した...
堀辰雄 「一插話」
...火の消えないように番をしなければならない...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...私は一番おしゃれしていいわけですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...月番跡部(あとべ)の東町奉行所へ立会(たちあひ)に往くと...
森鴎外 「大塩平八郎」
...ああ「信頼」の二字!夫が病んでいますわたしの夫が……生まれて初めての恋だよと昔……夫はわたしに言いました仲よくしてたそのときでも夫はあの人の幻を胸に描いていらしたとかわたしを一番愛しているから...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...寄合番頭の格式が与えられた...
山本周五郎 「はたし状」
...おみやは「自分の番」の来たことを悟り...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...庖丁を手にした番頭の光った眼か...
横光利一 「上海」
...これを庭番に用いていた...
吉川英治 「大岡越前」
...深思一番...
吉川英治 「三国志」
...お錠番は評定所付きの御小人目付(おこびとめつけ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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人間わざとは思えない 鍼 三寒四温
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