...女の太政大臣(だいじょうだいじん)、女の検非違使(けびいし)、女の閻魔王(えんまおう)、女の三十番神、――そういうものが出来るとすれば、男は少し助かるでしょう...
芥川龍之介 「二人小町」
...第二番目の虫は二つの間をあけないやうにつゞいてゆく...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...西園寺(さいおんじ)公も誰のよりも紅葉の作を一番多く読んでおられるようだ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...一番いい探偵法は...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...梅干あ、五月一日、巳の一点に、下から数えて、十番目の枝の、端から数えて五番目の実をもいだのが、一番うまえ――」「ああ、お帰り――」と、深雪が聞えて来た足音へ呟いた...
直木三十五 「南国太平記」
...「それ狂犬だア、逃げろ!」追いかけたのとは反対の側から、また数十人、同じく役人、岡引(おかっぴき)、番太、破落戸、弥次馬の一連...
中里介山 「大菩薩峠」
...瓜の番は爺さんの役目で瓜を市場に運ぶのは庄次の日毎の役目であります...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...一番先に私の眼に映った...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...どうぞ御内聞に願ひます」「それはもう番頭さん...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...番人が寝泊りの出来るようになっていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんな本矢は武家方にはどこにでもありますよ」「いや――こゝから一番近い社(やしろ)はどこだ」「櫻木天神樣ですよ」「行つて見よう」二人は足を早めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女房のお宮が店番をして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大事を取りやがると尚ほ見度いつて云ふもんでな――」庭師の質問の幾個所と風呂番の返答と自慢言葉の大部分は...
牧野信一 「タンタレスの春」
...一番上へチースを卸しかけてテンピの中で二十分間焼きます...
村井弦斎 「食道楽」
...三番目に寄って来たのは...
山本周五郎 「季節のない街」
...木戸からは番士二人と足軽八人...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...良人が書院番にあげられたので...
山本周五郎 「やぶからし」
...あのときは一番それがほんとうだったのですよ...
横光利一 「旅愁」
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