...略記では「O」と表され、数式でよく使用されます...
...なお次手に僕の見たる「胡蝶夢」の役割を略記すれば...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...ウェールス岬――つまり P. R. WALES はその略記号なのだ...
海野十三 「流線間諜」
...○日本紀略(きりやく)(抄録に巻序を失意せり)○扶桑略記(ふさうりやくき)(巻卅三)〇日本史(し)(百卅三)の列伝(れつでん)(五十九)〇菅家御伝記(神統(かみのみすゑ)菅原陳経(のぶつね)朝臣御作正史によられたれば証とすべし)其余(そのよ)虚実(きよじつ)混合(こんがふ)したる古今の書籍(しよじやく)枚挙(まいきよ)すべからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...以上は映画の世界像における力学的各要素を筋書的に略記したに過ぎない...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...やはり自己流の俳句源流説を略記して一つには初心読者の参考に供し...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...事の顛末を記録するためには先ずわが家のラジオの歴史を略記する必要がある...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...大体以上略記した過去の放射線医学の知識に一致するものであった...
永井隆 「長崎の鐘」
...二、獅子舞に関する先輩の研究私は管見を述べる前に、既載の代表的研究の論旨を検討し、それを略記する...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...(土佐群書類従豊永郷葬事略記)この記事は明治三年に認(したた)められたものであるが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...訳す必要もあるまいが、概略記すと、「御子息チャアリイはおれたちといっしょにいるから安心するがいい...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...其国名を略記すれば旧土耳其いよ/\縮少されコンスタンチノーブル自由国と称し...
槇村浩 「世界大戦の後」
...殫(つく)して究むべからず(『扶桑略記(ふそうりゃっき)』四には多以究習とす)...
南方熊楠 「十二支考」
...内神田表神保町の何々社というゾッキ屋との二軒である先ず甲の主人は語った所を略記する「去る三月...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...また「川中島善光寺名所略記」の中に「善光寺大地震の説」と題する一節があり...
武者金吉 「地震なまず」
...それゆゑわたくしは此に先づ八月十七日前の事を略記して置いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此に水津溝挾両家の事を略記する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(笠狭大略記...
柳田國男 「日本の伝説」
...「皇年代略記」やまた「太平記」などによると...
吉川英治 「私本太平記」
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