...畝(うね)に咲いた牡丹の影が...
泉鏡花 「遺稿」
...浪が真黒(まっくろ)に畝ってよ...
泉鏡花 「海異記」
...危く波の畝の上を漂つてゐる時...
田山録弥 「ある日」
...最後に見たのが粕谷の地所(じしょ)で、一反五畝余...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...畝溝(うねみぞ)に橋をかけてる枯枝の上に一匹の蟻(あり)がはっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一畝鋤きおわってまた後へ鋤き返そうとすると...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...而税畝焉...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...原へ入る畝道のところまで来て「あいつ...
直木三十五 「南国太平記」
......
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...白い瓜と隣合うた畝(うね)には此も地味な花が見えました...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...六寸ほど伸びた辣薤の葉を畝越しに跨ぎながらじょうずに踊っている...
久生十蘭 「生霊」
...たまだすき畝傍(うねび)の山に鳴く鳥の声も聞えず...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...禾(クワ)生二滝畝(ロウボウ)一無二東西一……...
三好十郎 「斬られの仙太」
...登畝旁山...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...南畝は七十五歳にして終つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...畑ならば三畝・五畝の山腹を切り払いて...
柳田國男 「地名の研究」
...美作などの大字または字に山手方・里方・谷方・畝方といい...
柳田國男 「地名の研究」
...煉瓦塀に並行した長い畑を二畝(せ)半ほど耕しておりますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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