...「負郭(ふくわく)の田三百畝...
芥川龍之介 「酒虫」
...痩せた骸骨(むくろ)を並べてゐる畝や...
石川啄木 「葬列」
...御陵(みはか)は畝火山の北の方白檮(かし)の尾の上にあり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ここには二エーカー半の畝があるのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...荒木寛畝(今の十畝さんのお父さん)それから小堀鞆音等がいた...
高村光太郎 「美術学校時代」
...果して半畝位の庭があって...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...この男の姿のこの田畝道にあらわれ出したのは...
田山花袋 「少女病」
...空地(あきち)と云っては畑の中程に瘠(や)せこけた桑樹と枯れ茅(かや)枯れ草の生えたわずか一畝に足らぬ位のものであった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一一万〇一七四町三反三畝歩〔明治十四年の調査〕にして各種の採葉数は...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...そしてその文字は楷書であるが何となく大田南畝(おおたなんぽ)の筆らしく思われたので...
永井荷風 「葛飾土産」
...并寄二五十畝之田地於太子堂一以為二膏油之資一...
中里介山 「大菩薩峠」
...畝がこわされてしまう...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...こうすると雪面上に高い畝(うね)が一本出来ることになる...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...幹をすかして空の見える反対の方角を見ると――西か東か無論わからぬ――爰(ここ)ばかりは木が重なり合(おう)て一畝(ひとせ)程は際立(きわだ)つ薄暗さを地に印する中に池がある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...菜つ葉と豆を植ゑた畑の畝間(うねま)に箒(はうき)が入つてゐるんだから」「俺はそれを思ひ出したのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...禾(クワ)生二滝畝(ロウボウ)一無二東西一……...
三好十郎 「斬られの仙太」
...南畝は小石川小日向金剛寺坂から此に移つたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...登畝旁山...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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