...半間(はんま)に手を留めて...
泉鏡花 「怨霊借用」
...山中にリップを留め...
高木敏雄 「比較神話学」
...よさつせい」と留める声がする...
田山花袋 「重右衛門の最後」
......
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...危いところを注射で取り留めたほかは何事もなかった...
徳田秋声 「黴」
...彼れは日本憲政史上に永久磨滅す可からざる千古の格言を留めぬ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...もとより狂人のいうことは取留めがない...
中里介山 「大菩薩峠」
...宗教的表象はこの世ながらの觀念性・表現性を飽くまでも留めながら...
波多野精一 「時と永遠」
...揚屋(あがりや)にそのまま留められたが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...歴史家によって書き留められた後も...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...――私を引き留めたものはただ「芸術」である...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...初めて自分の夫のそんな性質の一面に心を留めなどした...
堀辰雄 「菜穂子」
...次官を引き留めたのは次官に尋ねる為です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...母が意に留めてゐないところにこだはつた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...故に畢竟敢て気に留めないのです...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...因ってこれを留め糠(ぬか)に胡麻滓(ごまかす)を和(ま)ぜて飼い置いた...
南方熊楠 「十二支考」
...眼前の見聞を留めたもの故事実と見える...
南方熊楠 「十二支考」
...秀吉に留められて...
吉川英治 「新書太閤記」
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