...心臓を射留めたろう」「卑怯な男!」「だがお照さん...
海野十三 「深夜の市長」
...呼び留めて来るタクシーにも乗らず...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...自分で自分を喰い留めてしまった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...別に気にも留めなかったらしい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お角に呼び留められた米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...お目留められてごらん下さい...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は此(この)取り留めのない花やかな色調(しきちやう)の反照として...
夏目漱石 「それから」
...私はそんな取り留めもないことを考えていた...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...お前は口留めされたんだろう」平次は早くも八五郎にこの話を吹込んだもののことを考えて居る様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おかみさんはべつに気に留めなかった...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...取り留めなく思ひ出したのであるが...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...今贈っては目にも留めてくれないということがわからないでよこしたりされると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お俊はいつも対岸に四つの灯が見えるとき、又、二つの灯が点(つ)いているときと、また今夜のように三つに見えることとあるのを、気に留めた...
室生犀星 「童話」
...長く足を留めてゐられると...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...やっと命を取り留めた...
森鴎外 「雁」
...昔をしのぶのに留めている...
柳田国男 「故郷七十年」
...これを心の手帖に書き留め...
柳田國男 「地名の研究」
...秀吉に留められて...
吉川英治 「新書太閤記」
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