...渠は辷るまいと大事を取つて運んで居た足を不圖留めて...
石川啄木 「病院の窓」
...たった一ヶ所だけしっかり留め...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...わたしを引留めなかった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...少しも心に留めなかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...匈奴の西欧侵略は何等の痕跡をも他の民族の文化には留めなかつた...
永井壮吉 「冬日の窓」
...画工に云いつけてその相を写し留められたことがある...
中里介山 「法然行伝」
...ただ御痛みだけを留めておきましょう...
夏目漱石 「門」
...妙に芝居染みますが留め男振りは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――実はこの小屋に留め置くことになっております」「それは誰の役目だ」「茶釜を運ぶのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...強ひて平次を引留めることも出來なくなりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...決して留めはしないが――な八」「?」「その市ヶ谷の喜三郎親分が擧げた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...千種十次郎は横側から呼留めました...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...長く引き留めないでくれよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...これ以上引き留めねえ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...猪一廻りした処を衆人折り重なって仕留めた...
南方熊楠 「十二支考」
...それを呼び留めました...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...伊太利の古蹟にも心を留めさせず...
森鴎外 「舞姫」
...円い筒のような足跡を留めたのを見るといい...
柳田国男 「年中行事覚書」
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