...そう書き留めもしなかったろう...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...直ぐ前を通りながら一向気に留める様子もない...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...これこれしかじかの者がいると私の答えるのをまた書き留めていたが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...何か取留めのない晩餐(ばんさん)がすんで...
徳田秋声 「仮装人物」
...カラーの留め金を乱している所を見ると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しばらく足を留めていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは差留められて...
中里介山 「大菩薩峠」
...さまで気にも留めませんでしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...抑える様に代助を引き留めて...
夏目漱石 「それから」
...引き留めるな」「フフフ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...よく考えてみると言うに留めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...文政以後復(また)痕迹(こんせき)を留めず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...馬を絆(つな)ぎ留めて行かしめぬてふ義であろう...
南方熊楠 「十二支考」
...その中に飛び込むのを留める何物かが心の中にあった...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...諸国に数多の跡を留めたトラという比丘尼(びくに)は...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「筑波山下柿岡五十三ヶ村の百姓共鐵砲槍を持ち染谷村鬼越山へ屯集山上にて毎夜篝をたき罷在山上へ陣取候樣子中々一揆原の振舞とは相見不申專風聞」千種太郎を仕留めたので...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...北ノ庄にも部下を留め...
吉川英治 「新書太閤記」
...だからアルブケルケは港を封鎖するに留めざるを得なかったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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