...斯くして船の傍に來り留まるアカイオイ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ジャン・ヴァルジャンは長く留まることができた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お銀様の胆吹へ留まることになったのを留める由もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...はや故郷に留まる心はなく早く都へ上りたいと憧れている...
中里介山 「法然行伝」
...親分」お栄はわずかに踏み留まると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのことの歸結として時は絶え間なき流動を示し存在はいつも未完成のままなる斷片的なる結局無意味なる状態に留まる...
波多野精一 「時と永遠」
...(わたし帰るわ)少女は冷たい水溜のなかに靴を突込んで立留まる...
原民喜 「火の唇」
...それこの重盛一人の喜びに留まるものではございません...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...金貨と貴官の使いは十四番地に留まる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...これ以上留まると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...任務は王宮に留まることか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...そこでしばらく留まるようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...フェンウィックは留まる気がないでしょう」「でも一体なぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...同じパンでも種類によって三十一時間体中に留まるものもあれば黒麺麭(くろぱん)のように十四時間で体外へ出るものもある...
村井弦斎 「食道楽」
...船が留まると、直ぐに番兵が整列して、囚人の陸揚げに着手した...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...ラミエ等(立ち留まる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...より長く長く水平線上に留まるようになっていった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...この地に留まるであろう」と早速トルレスに書き送っている...
和辻哲郎 「鎖国」
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