...ローマ人はお前がここに留まることを欲しない...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...彼はギリシャに長いあいだ留まることはなく...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...今迄氣が附かなかつたが袖口の少し切れてゐるのが目に留まる...
高濱虚子 「俳諧師」
...一と足違いで裏口の方へ曲って行ったのが眼に留まると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...・有仏のところ留まる勿れ...
種田山頭火 「其中日記」
...斯くして船の傍に來り留まるアカイオイ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...果してどこまで行ってどこへ留まるのだか...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人の足は申し合せたごとくぴたりと留まる...
夏目漱石 「虞美人草」
...ぴたりと留まるや否や...
夏目漱石 「坑夫」
...このことは時間性が依然克服されずに留まることに外ならぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...それは完成されたる愛の如く對象の完全なる失ふことなき所有による歡喜に留まることは出來ない...
波多野精一 「時と永遠」
...死に對する態度がこの段階に留まるならば...
波多野精一 「時と永遠」
...シカシ人足(ひとあし)の留まるは衣裳附(いしょうづけ)よりは寧(むし)ろその態度で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...妹さんの為に、ここに留まる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...もはや私が此処に留まる事はよくないように思われた...
松永延造 「職工と微笑」
...心の留まる記事が多いのだが...
柳田国男 「雪国の春」
...当地に留まるにしても...
和辻哲郎 「鎖国」
...高山ダリヨは高槻城主として留まることになった...
和辻哲郎 「鎖国」
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