...蜻蛉(とんぼ)も留まるまい...
泉鏡花 「婦系図」
...非常に古い時代に病人は彼らの病気の治療のために神殿に留まることを許され...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そして何人かが切通しの縁に立っていない限りは列車の姿の眼に留まるはずがないからだと...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...去るものは去り留まるものは留まりて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ジャン・ヴァルジャンは長く留まることができた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...魂魄(こんぱく)がこの土に留まるとか...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかもそれが皿の前で自分が留まるや否(いな)や足音にパッと四方に散ったんで...
夏目漱石 「坑夫」
...もう留まるだろうと見ていると...
夏目漱石 「坑夫」
...死に對する態度がこの段階に留まるならば...
波多野精一 「時と永遠」
...(わたし帰るわ)少女は冷たい水溜のなかに靴を突込んで立留まる...
原民喜 「火の唇」
...空中に留まるとは考えられない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...(身を返して櫃の前に立ち留まる...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...家に当分留まる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...でも英国に留まるつもりはない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...馬この橋上を進むこと一間余にして留まる時...
南方熊楠 「十二支考」
...壬申の正月猶梅陽軒に留まること一旬であつたとすることである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そしてすべての貨物が以前と正確に同一の価値に留まるならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...より長く長く水平線上に留まるようになっていった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索