...留まる事になつた...
石川啄木 「鳥影」
...立ち留まること百回にも及びたりけむ...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...一と足違いで裏口の方へ曲って行ったのが眼に留まると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...斯くして船の傍に來り留まるアカイオイ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...去るものは去り留まるものは留まりて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そこで留まると思いのほか...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...留まるべき人はベッドに入ることになって居たのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...このことは時間性が依然克服されずに留まることに外ならぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...飽くまでも妥協せず讓歩せず徹頭徹尾實在性他者性に留まる點において...
波多野精一 「時と永遠」
...死に對する態度がこの段階に留まるならば...
波多野精一 「時と永遠」
...直接的なる交はりと共同とに入り乃至留まる場合の「見る」である...
波多野精一 「時と永遠」
...これ以上留まると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...(一基に走者一人以上留まることを許さず故に走者は三人をもって最多数とす)満基の時打者が走者となれば今までの走者は是非(ぜひ)とも一基ずつ進まざるべからず...
正岡子規 「ベースボール」
...「固有の人間の活動が原本的語根の内容として留まるのである**...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...その後清州に至って呉同知方(かた)に留まる...
南方熊楠 「十二支考」
...都に留まるよりも好んで片田舎に杖を止めた上人のこと故...
柳宗悦 「民藝四十年」
...玄蕃ひとり浮世に留まる念慮(ねんりょ)はない...
吉川英治 「新書太閤記」
...留まることなく流れ行く形を追った...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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