...されど最も我目に留まりしはそれにはあらず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...神の社に留まりき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...吾が祖(みおや)の國に行かむ」といひて、すなはち竊(しの)びて小(を)船に乘りて、逃れ渡り來て、難波に留まりぬ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「今日は此處に留まりて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...伊勢の国境大杉谷の方へ這入(はい)った人跡稀(じんせきまれ)な行き留まりの山奥...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...誰ぞ来い来い」怪しげな呂律(ろれつ)で取留まりもなく言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...単に文字の示す悪い意味の不快な感じだけでは留まりませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...するとKも留まりました...
夏目漱石 「こころ」
...その上私は時々往来の真中で我知らずふと立ち留まりました...
夏目漱石 「こころ」
...時間的存在がそれ自らで留まりながら...
波多野精一 「時と永遠」
...子爵夫人はパリに留まり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そして彼が社交界に留まり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...わたくしは羞恥の心から思い留まりました...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...後より戻せと呼ぶと顧みて妻を樹の枝に懸けて立ち留まりやがて片手で妻を取り上げその頭を咬(か)む...
南方熊楠 「十二支考」
...跡かたもなく忘れ果てゝ此寺に留まり...
夢野久作 「白くれない」
...ある一枝の城に火薬が留まり...
横光利一 「旅愁」
...コスタは乗って来たサンタ・クルスに留まり...
和辻哲郎 「鎖国」
...この人々は夜に入るまで工事場に留まり...
和辻哲郎 「鎖国」
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