...しかるにヒバス姫の命・弟姫の命のお二方(ふたかた)はお留めになりましたが...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...加害者は昨夜(ゆうべ)直ぐ捕まつて一晩拘留されてゐたが...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...小躍りして停留場を素通りした...
薄田泣菫 「茶話」
...多額の口留料を付けて買ったものであると聞かされた時の嬉しさ! 途端に召使たちの改革も家柄も家格もマジャルドーの問題なぞもたちまち消し飛んで...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...これだけの素晴らしい技術を持った人々がたとえ一カ年でも故国を留守にしてしまったのでは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...癒(なお)るまで逗留(とうりゅう)して...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...一 どうやら隠居の口小言(くちこごと)のみ多くなりて肝腎の小説作法(さくほう)はお留守になりぬ...
永井荷風 「小説作法」
...当家の留守をあずかると申すか...
中里介山 「大菩薩峠」
...――こう考えた敬太郎はやむを得ないから運を天に任せてどっちか一方の停留所だけ守ろうと決心した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...自然の傾向から云えば吾輩が長く松樹の巓(いただき)に留(とど)まるを許さんに相違ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...抑留又は拘禁された後...
日本国 「新憲法の解説」
...留守番の番頭と女房のお夏は下手人じゃない」「すると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆んな帰してくれ」「ヘエ――」「庵寺に留め置いた六人と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次と八五郎が留める間もなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お内儀のお留さんの方が綺麗だと思ひますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...絞台上から子が父を呼び留め...
南方熊楠 「十二支考」
...師の善信(ぜんしん)が留守ではあるし...
吉川英治 「親鸞」
...堀があるところでは留まるであろう...
和辻哲郎 「地異印象記」
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