...畑地に野菜を植える...
...畑地を耕して土壌を整える...
...この周辺は畑地が多い...
...畑地を荒らすことは許されない...
...大雨で畑地が冠水した...
...土質の悪い畑地の中を緩やかに逶(うね)つて東に向つてゐた...
石川啄木 「道」
...ただ一人畑地を抜けて北岸の舟津川へ足を急がせていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...三曲りも四曲りもして歩いて二十分以上かかる畑地のまん中に在るのだが...
太宰治 「乞食学生」
...畑地(はたち)があって...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...平らな畑地の中にある大きな凹地であった...
知里真志保 「あの世の入口」
...河と此れに並行した丘との間の畑地を當もなく東へ歩いて行つた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...小さな死の畑地には少しも陰惨な気がなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一つの畑地、数本の樹木、一筋の細流、広い青空、それだけで彼は生きるに十分だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ザビーネの畑地だったところには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...直吉自身の畑地にも...
豊島与志雄 「土地に還る」
...大きな森をぬけ広い畑地を横ぎって村に着くまで...
豊島与志雄 「道連」
...だいたいは霜解(しもどけ)と空っ風に荒された畑地で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなたはこの周(まは)りの畑地の中のネブカドネザァルにまがひさうですわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...瑞々しい稲田や玉蜀黍等の畑地を越えた向うに杉の群木にかこまれたお久美さんの居る家が静かに望まれた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...庭からズーッと裏に廻った二人ははてしなく続いた畑地に出た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...畑地に座って仙二は時の立つのを知らなかった...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...または累累として実だけ残つて柿の木のある畑地などを見返りながら...
室生犀星 「故郷を辞す」
...奈良と郡山の間の佐保川の流域(昔の都)を幾分下に見渡せる小高い畑地である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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