...畑地に野菜を植える...
...畑地を耕して土壌を整える...
...この周辺は畑地が多い...
...畑地を荒らすことは許されない...
...大雨で畑地が冠水した...
...大濤(おおなみ)のようなうねりを見せた収穫後の畑地は...
有島武郎 「カインの末裔」
...岩床の上に置かれた土の深さは五尺にも足らない、といふ畑地で、而も日光の熾烈な為に、地熱が強い...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...畑地の方のはどうも肌が荒れ勝ちだ...
高村光太郎 「開墾」
...縁側に立って垣根の向うの畑地を眺める...
太宰治 「善蔵を思う」
...左側は勾配の緩い畑地であったが...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...路の右手に杉林が見えて其の前が畑地になり...
田中貢太郎 「雁」
...畑地ならば実際どこでも歩いて行けば行かれると思うだけでも自由なのびやかな気がする...
寺田寅彦 「写生紀行」
...前面の建仁寺垣(けんにんじがき)の向こう側には畑地があった...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...即ち畑地の一割強を不毛(ふもう)の寺院墓地にして了うのは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...国許の少しの畑地を管理してる伯父から送ってくる毎月の五十円...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...彼は幼い時からその腐爛(ふらん)の畑地に嫌悪(けんお)を感じていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ザビーネの畑地だったところには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...裏の例の畑地を掘り返してることがありました...
豊島与志雄 「白い朝」
...建築材置き場か野菜畑か畑地か建物のない空地かに出て...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...庭や畑地の囲いの間に消えているかのようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...畑地の足のうずまる様なムクムクの細道をうつむいて歩きながら青い少し年には骨立った手を揉み合わせては頼りない様に口笛を吹いた...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...わしが菜や豆など作る畑地がないの」秀吉は母の顔を見ているきりで頷(うなず)きもしなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...奈良と郡山の間の佐保川の流域(昔の都)を幾分下に見渡せる小高い畑地である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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