...大勢の人前で話をするとき、畏縮してしまう...
...彼女は自分の意見を言うのが苦手で畏縮してしまう...
...その仕事に取りかかる前に、畏縮することなく自信を持って進めよう...
...社交場では、畏縮することなく自分を出すことが重要です...
...公の場で失敗した経験から、彼は畏縮するようになってしまった...
...批評家の妄評は彼を畏縮させずに彼を膨脹させた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その位置環境(いちかんきよう)によつては畏縮(いしゆく)せざるを得(え)ないこともあらう...
今村明恒 「地震の話」
...或(あるひ)は廣場(ひろば)など安全(あんぜん)な場所(ばしよ)に居合(ゐあは)せたなら畏縮(いしゆく)する程(ほど)のこともないであらう...
今村明恒 「地震の話」
...沿岸の運動者がために畏縮することを慮って心を痛めた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...気持が畏縮(いしゅく)してしまって...
太宰治 「花吹雪」
...かつその想像の前に畏縮(いしゅく)した...
夏目漱石 「行人」
...その顔が――実はその顔で全く畏縮(いしゅく)してしまった...
夏目漱石 「坑夫」
...私(わたくし)はむしろ先生の態度に畏縮(いしゅく)して...
夏目漱石 「こころ」
...その表情はますます私を畏縮させたが...
南部修太郎 「霧の夜に」
...科学と政治思想はために畏縮(いしゅく)した...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...さぞ心持を悪くするだろうなア……」と歩きながら徐々(そろそろ)畏縮(いじけ)だした...
二葉亭四迷 「浮雲」
...文三に感染(かぶ)れて少し畏縮(いじけ)た血気が今外界の刺激を受けて一時に暴(あ)れだし...
二葉亭四迷 「浮雲」
...まず気が畏縮(いじ)けて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...畏縮してしまふのが癖だつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...畏縮といふよりは些(いさゝ)か辟易の體(てい)で逡巡(うぢうぢ)してゐる...
三島霜川 「解剖室」
...常識ある万人の心が、その母と子とを気の毒と思う場合、その人が処罰の対象となったということで、人民はその人が気の毒だし、災難をうけた方が罪になるとは、さてこわいと、畏縮して、女子供の外出がへると思いつかれでもしたのだろうか...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...こちらの派手(はで)な参詣ぶりに畏縮(いしゅく)して明石の船が浪速のほうへ行ってしまったことも惟光が告げた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「畏縮去年今日栄...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??