...自殺を弁護せるモンテェニュのごときは予が畏友(いゆう)の一人(いちにん)なり...
芥川龍之介 「河童」
...京に病める畏友(ゐいう)綱島梁川(りやうせん)君と語ると見て覚めける日...
石川啄木 「閑天地」
...簡にしてよく其要を得た我が畏友朱雲の紹介状も亦...
石川啄木 「雲は天才である」
...畏友朱雲から千古の名文によつて紹介された石本俊吉君に...
石川啄木 「雲は天才である」
...此解説は畏友泉末雄氏の手記を資料として書き下したものである...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...)今は亡(な)き、畏友(いゆう)、笠井一について書きしるす...
太宰治 「狂言の神」
...畏友としての吉岡に対するどうにも出来ない感情に浸って...
豊島与志雄 「好意」
...それはこの光栄に満ちた畏友(いゆう)らのもっていたものに違いない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この三人の畏友を相次いで失ったことは...
豊島与志雄 「随筆評論集「文学以前」後記」
...親友としてのまた畏友としての岡部...
豊島与志雄 「二つの途」
...震災前に病死したわたくしの畏友深川夜烏子に酷似してゐると思はねばならなかつた...
永井荷風 「来訪者」
...日本では一流の発明家と称すべき畏友S博士が...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...盛岡の鉄道局長をやっている私の畏友兼悪友からは「いよいよ科学なき日本に愛想をつかして...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...だが、私の二人の畏友...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ここにて予が畏友萩原を知る...
室生犀星 「抒情小曲集」
...忙中この定本の校正をこころよく引き受けてくれた畏友光永鐵夫氏に感謝する...
山之口貘 「山之口貘詩集」
...即ち、畏友、冬彦の歴史である...
横光利一 「冬彦抄」
...畏友冬彦は「戦争」へと馳け登つた...
横光利一 「冬彦抄」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??