...また畏れるやうな眼付で...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...喧嘩をするから畏れるといふのではなく...
石川啄木 「刑余の叔父」
...我輩はそれを畏れるのである...
大隈重信 「日支親善策如何」
...あなたは男を畏れるということを知りませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...畏れる心がほんとうに起らなければならないということに...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり極く平凡なおとなしい人民の……あゝいふ空気を畏れるといふ習慣は祖父からの教育――悪い習慣ではないと思ふんだが...
牧野信一 「毒気」
...よき行為を畏れる心を恵まれていた...
三木清 「語られざる哲学」
...念仏者は鬼神を畏れることを要しない...
三木清 「親鸞」
...彼らが天や鬼神を畏れるのは自己のこの世における感性的な幸福を求めるためである...
三木清 「親鸞」
...作者は「或る女」の広告として「畏れる事なく醜にも邪にもぶつかって見よう...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...これほどわたしが畏れる眼もないのである*...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これをめくることを大いに畏れる余り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...畏れるの余り吃(ども)り気味なので...
吉川英治 「新書太閤記」
...それと、自分の景仰する古人に対して、当然な、礼としても、私は畏れる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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