...後で私のところまで届けさせて欲しい」「畏まりました...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...衆を離れてひとり秀次の右膝の近くに畏まり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...馬から飛び下りて輿の前に畏まり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...畏まりまして御座いますお寝みなさいましと言つて...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...こういう連中の傍にじっと畏まりながら...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...わしの羽織だけをここへ持って来てくれるように」「畏まりました」お君は旨(むね)を受けてこの一間を出て行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ」「忘れないように」「畏まりました」女中が出て行った後で...
中里介山 「大菩薩峠」
...「覆面を剥(は)いで見い」「畏まりました」篝(かがり)の前へ押向けて覆面を剥ごうとする...
中里介山 「大菩薩峠」
...畏まりました」外で呼びかけたものは内の者の面(かお)をも見ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「畏まりました」平次はさう言ふより外にありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...疊に兩手をきつと畏まりし直次の躰...
一葉 「暗夜」
...高木は顔を引攣(ひきつ)らせて畏まり...
久生十蘭 「湖畔」
...伝次はモーニングの膝をキチンと折って畏まり...
久生十蘭 「魔都」
...松王 畏まりました...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...八百万の神々を祭って毎朝必ず神前に畏まり...
山本笑月 「明治世相百話」
...「畏まりました」奉行は...
吉川英治 「新書太閤記」
...見穢(みぎた)のう焼け残すなよ」「畏まりました」さい女は...
吉川英治 「新書太閤記」
...叔父どのを」「畏まりました...
吉川英治 「新書太閤記」
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