...侯井上はその頃マダ壮齢の男盛りだったから...
内田魯庵 「四十年前」
...男盛りの登り坂にかかる時だ...
大杉栄 「獄中消息」
...夫婦が仲良くすると、あたら男盛りも、腕の力が抜ける、とおっしゃった...
太宰治 「新釈諸国噺」
...三十という男盛りの淫乱ものが...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...その当時は男盛りのつわ者の中で圧倒されながらかれこれと近づきやら作中の問答やらをしている...
中里介山 「生前身後の事」
...今年三十五の男盛りでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...当年三十二歳の男盛りで非常な才物には相違ありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...當年三十二歳の男盛りで非常な才物には相違ありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三十五の男盛りをやもめ暮しを續け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――二十八という男盛りだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは三十五六の男盛りだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...半兵衛は四十五、六の男盛りで、滑らかな四角な顔と、武術家らしい逞ましい骨組を持った男で、浪人崩れというのは一と眼でもわかります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男盛りの若者ども血気にはやりて...
正岡子規 「俳諧大要」
...整った男盛りと見え...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その人いわゆる男盛りと云う年になりたれば...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「辻馬車」
...氏は写真よりも五つ六つ年を取った四十五六に見える男盛りで...
夢野久作 「暗黒公使」
...男盛りの脂切(あぶらぎ)った顔を光らした...
夢野久作 「二重心臓」
...男盛りではありますが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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