...私は今此処に生憎(あいにく)その雑誌がないので具体的な例を挙げて云ふことは一寸出来ないが黒岩氏はまだ頑として男尊女卑の信条にかぢりついてゐられるのがはつきりわかつてゐる...
伊藤野枝 「最近の感想」
...即ち男尊女卑の倫理の下に...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...これよりすれば西洋こそ男尊女卑の国であり...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...生みの母に対する尊敬だけは極端に男尊女卑の彼らでも有(も)っているのである――今しばらく北方へ隠れていてもらいたい...
中島敦 「李陵」
...彼らがまだ独立をしない即ち英国王の司配の下(もと)に植民地として社会を構成した時に社会階級や官尊民卑や男尊女卑の如き人格以外の差違を軽んじ...
新渡戸稲造 「平民道」
...男尊女卑の癖(へき)は免かる可らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...然るに男尊女卑の習慣は其由来久しく...
福沢諭吉 「女大学評論」
...畢竟(ひっきょう)するに女大学記者が男尊女卑の主義を張らんとして其根拠なきに苦しみ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...男尊女卑の陋習(ろうしゅう)に安んじて遂に悟ることを知らざるも固より其処(そのところ)なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...家に男尊女卑の悪習を醸(かも)して...
福沢諭吉 「日本男子論」
...男尊女卑の封建的な...
三浦環 「お蝶夫人」
...日本の男にまだつよくのこっている男尊女卑の気風に苦しんでいます...
宮本百合子 「悔なき青春を」
...もっともっと男尊女卑の国だったからしかたがない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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