...男っぷりのいいのには色っぽい小説が書けないのと同然...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...あれ位の男っぷりは...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...男っぷりもよくなった...
太宰治 「正義と微笑」
...このわたしの男っぷりに愛想をつかして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...「その方が男っぷりがいいや...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それに男っぷりがいいものだから...
中里介山 「生前身後の事」
...なるほどお前さんには片腕のないところがいいかも知れないが、あんな物騒な人に娘盛りの子を預けてはおけません」「何が物騒なんでしょう、人には親切で、銭金(ぜにかね)の切れっばなれはよし、男っぷりだって、まんざらじゃありませんからね...
中里介山 「大菩薩峠」
...イヤに男っぷりがのっぺりしてな...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうやら昔物語にある平井権八といったような男っぷりだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...右衛門の「荒神山」いゝ男っぷりなのがいゝ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...男っぷりがいいもんですから...
山本周五郎 「花も刀も」
...犬畜生も同じことだ、武士らしくもない」「なんとでも、わめけ」三五兵衛は、ほろ苦く笑い消して、「おれは、あいつを――あの弱い、男っぷりのいい、賛之丞という敵(かたき)を、めったに、殺すようなことはしない...
吉川英治 「野槌の百」
...「あの騙児(かたり)め、上背(うわぜい)といい、お面(めん)といい、男っぷりといい、――ちょいと水際だっておりますからねえ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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