...余り正面から申入れまするよりと...
泉鏡花 「婦系図」
...展望室申入れが通じて...
海野十三 「宇宙尖兵」
...日本政府へ申入れをせよ」副大統領「えっ...
海野十三 「諜報中継局」
...そして肉体を半年ほど借りたいから承知をしろと申入れられた...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...五条のお局さまを通して将軍家にこつそり御申入れなさつたのでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...これがヨーロツパ國家の元首が直接交誼を申入れた最初であらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...しかも密談――という申入れなのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...岡崎十次郎が主人に代って来意を申入れたのに対して...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...大急ぎ申入れ候――か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その人の母親は忰(せがれ)のために綾之助に懇談を申入れたことさえあった...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...一度見せてほしいとごく非公式に申入れたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...私は彼にはたし合を申入れたのです」老人は俯向いていた顔をあげた...
山本周五郎 「橋の下」
...祖父の罪をお許し下されいと申入れまして御座りまする」「……まあ……何という勇ましい……いじらしい……」と炉の前で濃茶の手前を見せていたお秀の方が...
夢野久作 「名君忠之」
...この申入れには何ら反対すべきものはなかったから...
和辻哲郎 「鎖国」
...司令官・船長ドン・ペドロ・ダルメイダはフロイスの申入れをきいて直ぐに引還そうとした...
和辻哲郎 「鎖国」
...宗麟はカブラルに次のように申入れて来た...
和辻哲郎 「鎖国」
...それに関して具体的な申入れをする使者が薩摩からやって来た位である...
和辻哲郎 「鎖国」
...極めて消極的な態度でこの申入れを船長に取りついだだけであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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