...恩賞望みのまゝとの口約に依り若殿には別に望みの存する旨を申し立てた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...それだけを申し立てましたから...
橘外男 「仁王門」
...十五が十三より二つだけ多いことにはどうにも異議の申し立てようがないからである...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...かれら船員は代理人を出して船長に苦情を申し立てようとしているということを二等運転士から聞いたが...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ついてはその方(ほう)らの身分職業姓名を申し立てよ」と...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼らの申し立てによれば...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...あなたの異議申し立ては認められるかもしれないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...申し立てればそうなるだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...わたしはなにも知らないと申し立てた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...武芸を申し立てて講武所の師範役になったのであります...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...何一つ申し立てない...
森鴎外 「最後の一句」
...」「お前の申し立てにはうそはあるまいな...
森鴎外 「最後の一句」
...御落胤云々の虚構を申し立てたる許(ばか)りか...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...楽翁どのの申し立てを...
吉川英治 「大岡越前」
...策あらば申し立てよ」すると...
吉川英治 「三国志」
...礼を執(と)らぬ法やある――などと抗議を申し立てておるのみで」長政は...
吉川英治 「新書太閤記」
...『すでに、お上に於て、御決着になられた儀を、兎(と)や角(かく)と、再応の申し立て、奇怪至極...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...身上(しんじょう)を申し立て致し候にては御座なく候...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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