...そこでこの人の申し立てによれば...
芥川龍之介 「河童」
...かれら船員は代理人を出して船長に苦情を申し立てようとしているということを二等運転士から聞いたが...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ただの一項目にさえも異議を申し立てなかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...曹長の命を忌避し将軍ロボー伯に異議を申し立てようとの念も有しなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いくら故障を申し立てても...
夏目漱石 「永日小品」
...あまり岸じゃいけないですと赤シャツが異議を申し立てた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...検事の問に対して伯爵は警察で申し立てた通りの答えをした...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...明瞭に申し立てているのに...
久生十蘭 「金狼」
...この点を申し立てようと一旦は決心したが...
久生十蘭 「魔都」
...肝腎(かんじん)のところで御子息の申し立てが曖昧になっておるので...
平林初之輔 「予審調書」
...戸前裁判所の開廷を乞うて彼らを召喚する旨を高声に申し立てた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...相続を申し立てに戻られたのでございますね」「父に瓜二つかな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...こういう名前の人物と同一人ではないと申し立てるのだな――」彼は「人物」と言った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...楽翁どのの申し立てを...
吉川英治 「大岡越前」
...その日の事だったのだから」この申し立ては...
吉川英治 「大岡越前」
...坊主どもの申し立ては」「なかなか実を吐きませんので...
吉川英治 「新書太閤記」
...礼を執(と)らぬ法やある――などと抗議を申し立てておるのみで」長政は...
吉川英治 「新書太閤記」
...唖男の申し立てもその通りです」「さて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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