...または村内に天災のあることを予告せらるるためではないかなどといろいろ申し立て...
井上円了 「おばけの正体」
...「これは古歌にて候」と異議の申し立てをし万葉の歌集にある歌でございますと...
上村松園 「謡曲と画題」
...売上高も店員数も正直に申し立ててしまったものだ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「最後の申し立てをしたい...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...否の応のを申し立てる余地のないことにしているのは申すまでもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...父はそういうときにこう異論を申し立てました――わたしたちはこうしたことについて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...エルランガーが陳情人たちを真夜中にやっと呼び入れることに対してだれも異議を申し立てなかったことが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...おのおのの申し立ての符節があい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...肝腎(かんじん)のところで御子息の申し立てが曖昧になっておるので...
平林初之輔 「予審調書」
...終(つい)に述懐書にあるが如き意見にて大事に与(くみ)せる事を申し立てぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...あなたの不当な介入と詐欺を申し立てて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...」と申し立てた...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...その業を申し立てればお取り立てになる程のものだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...主家なきものを守護職に属せしむる」ということを申し立ててもおりますし...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...身上(しんじょう)を申し立て致し候にては御座なく候...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...当座のご用に献じたいと申し立ておるとか...
吉川英治 「源頼朝」
...唖男の申し立てもそうであったと言われたな」「あ……」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...吟味役までつぶさに申し立てたるに...
吉田松陰 「留魂録」
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