...甚(はなはだ)失礼な申し分ながら...
芥川龍之介 「雑筆」
...申し分のない健康をもっている...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...ほとんど申し分がない...
大杉栄 「獄中消息」
...それはそれは調子がよく整(ととの)って申し分がない...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...申し分ありませんが...
豊島与志雄 「古木」
...姉にすれば申し分のない姉...
中里介山 「大菩薩峠」
...家に容貌(きりょう)なら品行(ひんこう)なら申し分のない女房を持ちながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...「紅かんさんなら申し分はねえけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...とにかくあの映畫ではムルナウの監督による撮影技巧も全く申し分なかつた...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...これも申し分なく良いレコードだが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...申し分なく若々しいものだった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...平次にとっては申し分のない見る目嗅ぐ鼻だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...方向性において申し分なかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...料理も申し分なかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...失礼な申し分かも知れませんが若い娘共に只悲し味と云うものばかりほか注ぎ込んで下さらないのなら...
宮本百合子 「現今の少女小説について」
...申し分のないところだが……」つぶやきながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...これで申し分なしだ! おれはお前が大嫌いなんだ!」「こら...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...いい」とか「申し分なし」とかを連発する...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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