...私は以上の見地からこの派の傾向の可能性を申し出ることが出来はしないかと思っている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...神を知らないものが神と人との関係などに対して意見を申し出るのは出過ぎたことだといわれるかも知れない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...手伝いをしようと自発的に申し出る場面を想像しようとして見た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私の牛を引いてってやろうとまるで喧嘩のように申し出るのです...
谷譲次 「踊る地平線」
...どうか大先生(おおせんせい)と一つお手合せを願いたくて罷(まか)り出でたと申し出る...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし召捕りそこねた時には拙者一人の恥ではござらぬ――というようなことを申し出ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも抗議を立派に申し出るということは...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...彼に腕を貸そうと申し出る伯爵夫人や令嬢は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...許してくれるように嘆願を申し出る...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...長谷川稔作の「レヴィウ艦隊」へ出るのはごめんかうむりたいと申し出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...白衣のマチネーを申し出ると大賛成して呉れた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...聴手が退屈して他の遊びを申し出るまでは決して自ら止めようとは致しません...
牧野信一 「月あかり」
...月給の値上げを申し出るか...
牧野信一 「山彦の街」
...一人は七種香(しちしゅこう)の価(あたい)高いものを携えてこれを橘の君に奉れと申し出るのであった...
室生犀星 「姫たちばな」
...さきごろ跡式の儀を申し出るようにとお沙汰があったところ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...……」と、柳斎は、平身低頭して、「具足師ずれの手前などが、申し出るのは、ちと、差出がましいかとも存じましたが、ちょうど明朝はおいとまいたして、摂津ノ住吉へ立ち帰る身...
吉川英治 「私本太平記」
...秀吉の手許へあずけようと申し出ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...申し出るがよい)といった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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