...何もわざ/\取立てゝ申し上げるまでもございますまい...
芥川龍之介 「地獄變」
...これをお二方にお渡し申し上げるようにと...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...正直に申し上げる事に致しましょう...
太宰治 「風の便り」
...すみませんと申し上げる事が出来ないのです...
太宰治 「新ハムレット」
...大袈裟な譬喩でわれながら閉口して申し上げるのであるが...
太宰治 「津軽」
...病気のことを申し上げると...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...御所へ参って申し上げると...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...素直(すなお)に言ってしまえよ」「素直に申し上げるまでもございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...御案内を申し上げる隙(すき)がございませんで...
中里介山 「大菩薩峠」
...さいぜん申し上げる通りの用心堅固...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう御進講を申し上げることの出来たのも...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...すでにたくさんの船で(あの人はあなたにそれらの船の名前をみんな申し上げることができますが)完全に満足すべき勤めをしました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...申し上げるように...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...失礼をかえりみず申し上げるのでございまするが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...昔のいろいろな話を申し上げる中で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やはりこの奥様を幸福な方と申し上げるほかはありませんよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「あなたでさえもお話を申し上げる自信が持てないのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またおそるおそる御返盃申し上げる...
吉川英治 「江戸三国志」
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