...「甲種運転免許を持っている」...
...「この製品は甲種防火構造になっている」...
...「甲種肉は高級な品質である」...
...「この書類は甲種保管庫で保管してください」...
...「彼は甲種格闘技の世界チャンピオンだ」...
...本道にまだ一つしかない甲種農學校...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」「私は甲種なのね...
太宰治 「秋風記」
...甲種の科学者は頭から黒焼きなんかきくものかと否定してかかる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...シェパードを軍用犬の種犬として買い上げるために徴兵検査を行ったが(甲種合格十四頭)...
戸坂潤 「社会時評」
...そうして宮内省からの需めにかかるものを甲種とよび...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...甲種―胆吹王国の主義理想に共鳴して...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲種と乙種に編入すべき人種の極めて少ないこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲種救護看護婦大谷しな(廿九歳)ハ無惨ニモ頭部貫通銃創ヲ受ケ戦死セリ一...
久生十蘭 「ノア」
...甲種の籤脱(くじのが)れでなあ」その男の話で...
火野葦平 「花と龍」
...彼はその頃甲種商業學校の五年生で...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...甲種商業學校出の者でも入學出來るかどうかを確めて呉れと云つて來た...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...どうしても甲種商業學校出身者には入學の資格を與へない方が合理的であるやうに思はれて來た...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...峠に由っては甲種と甲種...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...古くからの峠ならば一方は甲種他方は乙種である...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...美事に甲種で合格した...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...あわよくば一曲御所望を云わせてやろうと思う甲種熱心家が「でも高尚ではありませんか」と切り込むと...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...」「お前は甲種と云ふのかな...
横光利一 「マルクスの審判」
...僕は浅草で逢った時から君の『甲種合格』の体に惚れていたんだ……どうだい気分は...
蘭郁二郎 「魔像」
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