...甲斐性なしであるとか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...女房に甲斐性なしと罵られる位が関の山だ...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...みんな自分の亭主は甲斐性なしだと思い込んでいるんだ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...甲斐性なしだから……」井戸端の花崗岩(みかげいし)に腰をおろすと...
火野葦平 「花と龍」
...「わたしが甲斐性なしだもんで...
火野葦平 「花と龍」
...なまけ者の甲斐性なしに娘をくれるわけにはゆかんから...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...甲斐性なし! 何という...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」「うそつけお母(かか)はそんな甲斐性なしではない...
室生犀星 「命」
...或は亭主の甲斐性なしを齒掻ゆく思ふといふのもあらうし...
若山牧水 「一家」
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