...川邊の砂原で五六人の仲間が眞つくろに日やけした背中を並べて甲らを干してゐましたが...
石川三四郎 「浪」
...通例いわゆる甲らを経た俳優ほど感情を動かすことなくして激情を表現し得るものであるが...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...一疋の生きた蟹(かに)の甲らの両脇を指先でつまんでいる...
寺田寅彦 「柿の種」
...この前お父さんが持ってきて学校へ寄贈した巨きな蟹の甲らだのとなかひの角だの今だってみんな標本室にあるんだ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...この前お父さんが持つてきて學校に寄贈した巨きな蟹の甲らだの馴鹿の角だの...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...甲らあ固くなりやした...
三好十郎 「おりき」
...斬られたのは士甲らしい)甲の声 ツ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ユックリ歩く……間)かには自分の甲らの形に自分の穴を堀る...
三好十郎 「好日」
...斬られたのは士甲らしい...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...我らも甲らに似せて穴を掘り...
森鴎外 「渋江抽斎」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??