...この件には彼との由縁がある...
...彼女との由縁を断ち切りたい...
...私たちには由縁のある店に行こう...
...この不和の由縁は何ですか?...
...彼の成功の由縁は彼自身の努力です...
...由縁(ゆかり)なき人のをかしと聞き給ふべき筋の事にはあらぬをといふ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...由縁なき人とはわれかと...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...年長者の義務としても門生でも何でもなくても日頃親しく出入する由縁(ゆかり)から十分訓誡して目を覚まさしてやろうと思い...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...過ぎし曲者の由縁(ゆかり)の者にて...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...これよりちかき五十嵐村(いがらしむら)に由縁(ゆかり)の者(もの)あるゆゑ助(たす)けを乞(こは)んとてこの橋をわたりかゝり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...大崎の下邸には由縁(ゆかり)のお墓もあるといった...
長谷川時雨 「神田附木店」
...)下等士族の輩(はい)が上士に対して不平を抱(いだ)く由縁(ゆえん)は...
福沢諭吉 「旧藩情」
...本著発表の由縁を知るに足るべきを以て茲に附記することゝせり...
福沢諭吉 「新女大学」
...断乎として一毫をも仮さざる由縁(ゆえん)なり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...夫(そ)れから玉造(たまつくり)の与力に少し由縁(ゆかり)を得て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その瘠我慢(やせがまん)こそ帝室(ていしつ)の重きを成したる由縁(ゆえん)なれ...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...いまわたくしの所に近江からいささか由縁(ゆかり)のありますものの御子息が上京せられて来ておられますが...
堀辰雄 「曠野」
...黒田家に由縁(ゆかり)のふかいおぬしの妹とでは...
吉川英治 「黒田如水」
...一つ根から咲き分れた由縁(ゆかり)も古いお家ですのに」「血は薄いものだ...
吉川英治 「私本太平記」
...いずれは由縁(ゆかり)へお身を潜めているものと思われますから」「む! たのもしい」尊氏は俄に一縷(いちる)の光を見いだしたようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...つまり光秀の領する坂本城の近くに生まれた由縁(ゆかり)をもっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...柳生家と自分との由縁(ゆかり)を考え...
吉川英治 「宮本武蔵」
...由縁(ゆかり)もない路傍の人間なればこそ...
吉川英治 「夕顔の門」
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