...この件には彼との由縁がある...
...彼女との由縁を断ち切りたい...
...私たちには由縁のある店に行こう...
...この不和の由縁は何ですか?...
...彼の成功の由縁は彼自身の努力です...
...勿論それはあの神下しの婆なぞとは何の由縁(ゆかり)もない人物だったのには相違ありませんが...
芥川龍之介 「妖婆」
...是れ大なる由縁あり...
石橋忍月 「罪過論」
...じつは神経状態にある特殊な由縁(ゆかり)があって...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...若くしてこの世を早くした妹御(ご)のためにも何かと由縁(ゆかり)があるよう感じまして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...由縁((ゆかり))あれば武蔵野の原こひしきならひ...
樋口一葉 「雪の日」
...百姓・町人は由縁(ゆかり)もなき士族へ平身低頭し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...我輩が飽くまでも再縁論を主張する由縁なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...以て其尊嚴神聖を無窮に傳へんことを願ふ由縁なり...
福沢諭吉 「帝室論」
...是れ我輩が偏に我帝室の獨立を祈願する由縁なり...
福沢諭吉 「帝室論」
...其功徳の社會に達する由縁を語らず...
福沢諭吉 「帝室論」
...即ち政府にて勸賞の事を行ふの難き由縁なり...
福沢諭吉 「帝室論」
...妖異の所業(しわざ)と解釈して斯(か)かる伝説の由縁(ゆうえん)を作るべき事は疑を容れず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...官兵衛も彼の性行と今日ある由縁(ゆえん)はよく知っていた...
吉川英治 「黒田如水」
...こよいの主客とは由縁(ゆかり)もふかい平家の曲を聞くのは何よりの馳走に思う...
吉川英治 「親鸞」
...源氏に由縁(ゆかり)のあるお社(やしろ)も...
吉川英治 「源頼朝」
...なんの由縁(ゆかり)もない人間です...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「なんの由縁(ゆかり)も見おぼえもない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...巌流とは――岩国川のその由縁(ゆかり)から名づけたか」「御賢察のとおりです」「一見したいな」忠利は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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