...(イ)頼風の妻死して、女郎花となり、(ロ)『皿屋敷』のお菊殺されて、菊その跡に生じ、(ハ)虞美人死して、その墓に美人草を生じ、(ニ)娥皇女英の涙は化して紫竹を生じ、(ホ)定家の熱心は葛となりて、永く式子内親王の墓に纒う、(ヘ)童子女松原『常陸国風土記』に曰く、古有二年少童子女一、童称二那賀寒田之郎子一、女号二海上安是之嬢子一、並形容端正、光二華郷里一、相二聞名声一、同存二望念一、自愛心燃、経レ月累レ日、歌之会、邂逅相過、于レ時郎子歌曰、伊夜是留乃、阿是乃古麻都爾、由布悉弖弖、和呼布利弥由母、阿是古志麻波母、嬢子報歌曰宇志乎※爾波、多多牟止伊※止、奈西乃古何、夜蘇志麻加久理、和乎弥佐婆志理之...
高木敏雄 「比較神話学」
...松風に騒ぎとぶなり水馬(みずすまし)昭和二年七月なつかしきあやめの水の行方(ゆくえ)かなよりそひて静(しずか)なるかなかきつばた昭和二年七月大夕立(おおゆだち)来るらし由布(ゆふ)のかきくもり昭和二年七月 大毎...
高浜虚子 「五百句」
...繰り返していふが、こゝは湯もよく宿もよかつた、よい昼でありよい夜であつた(それでも夢を見ることは忘れなかつた!)枯草山に夕日がいつぱいしぐるゝや人のなさけに涙ぐむ山家の客となり落葉ちりこむずんぶり浸る一日のをはり・夕しぐれいつまでも牛が鳴いて夜半の雨がトタン屋根をたゝいていつた・しぐるゝや旅の支那さんいつしよに寝てゐる・支那の子供の軽業も夕寒い・夜も働らく支那の子供よしぐれるなひとりあたゝまつてひとりねる十一月十二日晴、曇、初雪、由布院湯坪、筑後屋(二五・上)九時近くなつて草鞋をはく、ちよつと冷たい、もう冬だなと感じる、感じるどころぢやない、途中ちら/\小雪が降つた、南由布院、北由布院、この湯の坪までは四里、あまり行乞するやうなところはなかつた、それでも金十四銭、米七合いたゞいた...
種田山頭火 「行乞記」
...――別府由布院六里といふが...
種田山頭火 「道中記」
...由布院はさびしい温泉だが...
種田山頭火 「道中記」
...由布院がきつぜんと聳え立ち...
種田山頭火 「道中記」
...由布院という盆地がある...
中谷宇吉郎 「金鱗湖」
...由布院へは中学の時に一度行ったことがある...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...由布院が見える頃になると...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...わしのことを由布守(ゆふのかみ)といってくれるでの...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...由布山の頂(いただき)は...
中谷宇吉郎 「由布院行」
......
柳田國男 「日本の伝説」
...やはり由布嶽がよい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...由布川のそばの山水館で休む...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この由布院へも入って来たろう...
吉川英治 「随筆 新平家」
...いま越えて来た由布嶽の影が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...由布院盆地の人情...
吉川英治 「随筆 新平家」
...帰りの由布嶽越えは...
吉川英治 「随筆 新平家」
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