...その之を嫌ひなるは主として小生の性格に由る...
石川啄木 「消息」
...▲郊外の場所に由ると市内の山の手よりも高い相場の地所がある...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...事に由ると世話甲斐のない男だと思われてるかも知れぬがシカシ心中では常にお世話になった事を感謝しておる...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...しかしあそこはことに由ると...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...多少世人に知られたるとに由るのみ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...急遽の改革を不利と認めたるに由るのみ藩閥を維持するの必要を信じたるが爲に非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ伎倆と勉強との力に是れ由るに非ずして別に之れが原因たるものあり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一は國人の自尊心に投ぜしに由るのみ...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...それとも食料の欠乏に由ることかは異説があるも...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...是等は元来人物の如何に由る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...かつて国民的感情などの存することを知らなかったのに由るものである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...つまりこれはその人の習慣に由るのでしょう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...支那で馬に因(ちな)んで驚駭(きょうがい)と書き『大毘盧遮那加持経(だいびるしゃなかじきょう)』に馬心は一切処に驚怖思念すとあるなど驚き他獣の比にあらざるに由る...
南方熊楠 「十二支考」
...しかし外に手段の由るべきものがないとすると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...平野君の説明に由ると...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...満鉄の経営に由る此の病院のある事は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...駅長さんのお話に由ると...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...この温顔善弁の徳とに由るならんか...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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