...田辺の城(舞鶴)へ申し遣はし...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...田辺は無論いまだそういうのが実は本当の村会であって...
犬田卯 「瘤」
...もうこれで決ったようなもんだっぺ……」「へえ……」と田辺は眼を剥(む)いた...
犬田卯 「瘤」
...本人が行かなくちゃいかんものかな」と田辺は顔をしかめて呻るように言った...
犬田卯 「瘤」
...鶯や御幸(みゆき)の輿(こし)もゆるめけん昭和八年四月十二日中辺路(なかへち)を経て田辺に至る...
高浜虚子 「五百句」
...――実は田辺博士こそ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そのように実践は凡て人格の自由(之こそ田辺博士の道徳の精=スピリットである)を通過する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そう弁証法家である田辺博士は説明する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...田辺博士等につきるのではない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ヘーゲル哲学や田辺哲学は之を非唯物論的な論理でなければならぬと考えたのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...どうしても道庵を田辺へ引っぱって行くと言ってきかない...
中里介山 「大菩薩峠」
...八年から芝三田辺より来られ候...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...その頃大阪堀江に写真を営業する田辺人方へ紀州の人が上るごとに集まり...
南方熊楠 「十二支考」
...千駄木にゐた田辺孝次氏のところにその第一夜を過した...
室生犀星 「愛の詩集」
...田辺玄樹の弟休甫を養つて子とし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曇猛律師が田辺の方へ向いて寺を出た...
森鴎外 「山椒大夫」
...田辺南龍の岩井のん四郎そのほか柳三遊合同の大一座で...
山本笑月 「明治世相百話」
...田辺水軍の来援をうながしていたのだが...
吉川英治 「私本太平記」
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