...田舎者の私にとって、都会はとても新鮮で刺激的だった...
...田舎者の彼は、都会での生活にまだ慣れていないようだ...
...あの人は田舎者なので、都会の文化についてよくわからない...
...田舎者だから、自然や広い空が好きだ...
...田舎者の特有の民俗文化がある地域もある...
...とにかく北条家の人たちは根つからの田舎者で...
太宰治 「右大臣実朝」
...この田舎者の要領の悪さ...
太宰治 「十五年間」
...中村君の『人間の夜』にも矢張『田舎者』に見たやうな写生に堕したところがあつた...
田山録弥 「或新年の小説評」
...三越が田舎者を相手にするように...
田山花袋 「日本橋附近」
...彼の無口な田舎者らしい引込んだ態度も...
豊島与志雄 「田舎者」
...生来の粗暴さと荒削りの田舎者めいたやや辛辣(しんらつ)な調子とを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ところで私はひとりの田舎者にすぎませんが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...田舎者(いなかもの)ほどの相違もある...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつまでたっても都の風(ふう)になじまぬすこぶる陰鬱(いんうつ)な田舎者(いなかもの)である...
中島敦 「木乃伊」
...他(ひと)の時間と手数に気の毒という観念をまるでもっていない田舎者(いなかもの)を憎らしく思った...
夏目漱石 「こころ」
...生れ付いての田舎者よりも人が悪(わ)るい...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...陥穽(おとしあな)に首を突っ込むにゃ当たらないもんなあ」小倉は行く先を忘れた田舎者(いなかもの)のように当惑げにそこへ突っ立っていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...見るからに田舎者然としていた金五郎は...
火野葦平 「花と龍」
...終いには田舎者にとって代られたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...「なんだいあの田舎者は...
山本周五郎 「柳橋物語」
...田舎者は承知しなかった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...あの人の特徴は田舎者たることにあった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...「田舎者ばかりだが...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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