...第六には田畠の事を親(みずか)らし玉うの類なり〔松陰家庭の活ける写真〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...周囲は田畠で、少しの庭もあったが、全くの田舎住居で、私は道中で始めて見た田舎の景に、ここで毎日親しむことになったのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...商売もあろうに糞の仕事のために家屋敷や田地(でんち)田畠(でんばた)まで無くしてしまうなんて...
火野葦平 「糞尿譚」
...犬二疋死後領家の計らいとしてかの田畠を以て一院を建立(こんりゅう)し...
南方熊楠 「十二支考」
...犬寺の伝記に猟師秀府が臨終の際田畠を二犬に譲ったというが...
南方熊楠 「十二支考」
...他人の田畠から作物を刈り取ることを専門としていたのだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それほどまでに我らの田畠は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...牧場にも田畠にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もとは丸(まる)一日田畠を鼠に解放するのみか...
柳田国男 「海上の道」
...一部の田畠を沽却(こきゃく)する場合にも...
柳田國男 「垣内の話」
...村の人数が殖え田畠が多くなると...
柳田國男 「地名の研究」
...またその日にする田畠の行事はどんなことか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...諸処方々(しょしょほうぼう)の田畠(たはた)にうえ...
柳田国男 「母の手毬歌」
...それが久しからずして再び田畠を荒らすようになり...
柳田国男 「雪国の春」
...田畠を売り払ってここで茶店を開いた...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...祖父(じじい)の代から伝わった田地田畠(でんちでんぱた)を初め銀行の貯金...
夢野久作 「鉄鎚」
...そのほかは常に未明より起き出で、田畠を作り、風呂を湧かし、炊爨(すいさん)の事を欠かさず...
夢野久作 「白くれない」
...田畠にいたるまで光景が一變してゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
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