...田地田畠(でんじでんばた)持込(もちこみ)で養子が来たんです...
泉鏡花 「縁結び」
...一面に雪の降積った田畠や林や人家のあいだから...
徳田秋声 「あらくれ」
...第六には田畠の事を親(みずか)らし玉うの類なり〔松陰家庭の活ける写真〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...田畠(でんぱた)に仕上げるのと同じことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...三千代の父はかつて多少の財産と称(とな)えらるべき田畠(たはた)の所有者であった...
夏目漱石 「それから」
...そのごとく猴の酋長が四通八達の道の衢すなわち辻にありて群猴が田畠を荒すを番守したのでこれを衢の神とし...
南方熊楠 「十二支考」
...牧場にも田畠にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一部の田畠を沽却(こきゃく)する場合にも...
柳田國男 「垣内の話」
...個々の田畠・山林・宅地にそれぞれ地名があったのである...
柳田國男 「地名の研究」
...その田畠や村里の名に...
柳田國男 「地名の研究」
...問題となるのは田畠の連接し...
柳田國男 「地名の研究」
...山の端川の辺に田畠や屋敷がなかったならば...
柳田國男 「地名の研究」
...すなわちその原または野を開いて田畠とした所と言うことで...
柳田國男 「地名の研究」
...すなわち悪い臭気のするものを田畠のへりに立てて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...田畠がすくないか...
柳田国男 「母の手毬歌」
...田畠からはいろいろの穀物の苅取(かりと)ったのを...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そのほかは常に未明より起き出で、田畠を作り、風呂を湧かし、炊爨(すいさん)の事を欠かさず...
夢野久作 「白くれない」
...田畠にいたるまで光景が一變してゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
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