...田舎の家や田畠を持っている人たちにはわかるまい...
太宰治 「親友交歓」
...祖父の死んだ時(それは丁度重右衛門が二十二の時であつた)にはもう田畠(でんばた)合せて一町歩位しか無かつたとの話だ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...第六には田畠の事を親(みずか)らし玉うの類なり〔松陰家庭の活ける写真〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...みはるかす田畠(でんぱた)は砂漠と化した...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...先祖から残されて来た山林田畠はもとより...
火野葦平 「糞尿譚」
...田畠には彼が作物を損じに来る時...
南方熊楠 「十二支考」
...犬二疋死後領家の計らいとしてかの田畠を以て一院を建立(こんりゅう)し...
南方熊楠 「十二支考」
...肥えたる田畠を浸すがごとく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...牧場にも田畠にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつまでも田畠を浸し劫(おびや)かすので気をつけて見ると...
柳田国男 「海上の道」
...山の端川の辺に田畠や屋敷がなかったならば...
柳田國男 「地名の研究」
...ことに今は田畠や山林となっていてなおその地名を存する者などは...
柳田國男 「地名の研究」
...田畠がすくないか...
柳田国男 「母の手毬歌」
...それを更に同じ田畠の間に咲く車形の花に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...田畠に遠い城下町の民家では...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それが久しからずして再び田畠を荒らすようになり...
柳田国男 「雪国の春」
...広い一郷の称呼が田畠の小名に残り...
柳田國男 「和州地名談」
...田畠の仕事を致します時には...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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