...温泉并に井水の異状【地震以外の噴火の前兆】鹿兒島造士館篠本講師に宛たる加治木中學校長田代善太郎氏の通信によれば...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...あの田代がですか」「ほんとに迂濶(うかつ)だった...
海野十三 「獏鸚」
...田代の古城跡から武器が出たとか...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...船首東南を指して、牡鹿半島を左にし、田代、網地の二大島を右にす...
大町桂月 「金華山」
...妻在庄(つまりのしやう)の山中(此へんすべて上つまりといふ)に田代(たしろ)といふ村あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...此石の落たるを此田代村(たしろむら)の者(もの)さま/″\の物に用ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...田代公吉を縄張問題から同業の暴漢になぐらせ負傷させ卒倒させておいてそこへ前のダンサーを通りかからせ...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...これがその恐怖する妻君の前で最も恐るべき証人となり得る恐れのあるところの田代のために...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...田代芳輔の口添があったのは勿論である...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...田代清子と判明した...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...ああ、そう言えば、なるほど――何のこった、迂濶千万(うかつせんばん)、今までのことにまぎれて、それを忘れていたが、あの名取川べの蛇籠作(じゃかごづく)りの時に、あの男が、房州に残し置ける拙者の財産を、危急の場合にかき集めて、石巻の宿まであずけ置いたということだったが、そうだ、何といったかな、その宿の名は――そうそう、田代の冠者(かんじゃ)で覚えている、田代屋というのだ、その石巻の田代屋というのへ、房州に残し置いた拙者の財産を持って来て預けて置いたと、名取川であの男が確かに言った――この宿が、その田代屋ではないか、そうだ、田代屋だ、この帳面にある...
中里介山 「大菩薩峠」
...其の上(かみ)には大ジョー田代(たしろ)といふ尾瀬平の兄弟分があると...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...――田代屋の旦那が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「誰がそんな事を言った」「銭形の平次」「どこで」「田代屋の奥で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また後程ゆっくり来るよ」カフェーを飛び出した星田代二の頭は...
橋本五郎 「殺人迷路」
...姓名の欄がかわって来ないことを君の為に祈る」二木検事はこう云って穴のあく程星田代二の顔をにらみつけた...
浜尾四郎 「殺人迷路」
...開田三十町未開田代四百七十町などとある...
柳田國男 「地名の研究」
...京都に織田代表の四将を置く...
吉川英治 「新書太閤記」
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