...クローゼットがいっぱいで、もう用箪笥に服をしまう場所がない...
...引き出し式の用箪笥を使って、整理整頓をしました...
...新居に引っ越すので、用箪笥を買いに行かなくてはいけない...
...母の形見の着物を大切に用箪笥にしまっている...
...用箪笥の引き出しには、季節ごとに衣替えした服が整然としまわれている...
...精巧な用箪笥(ようだんす)のはめ込まれた一間(けん)の壁に続いた器用な三尺床に...
有島武郎 「或る女」
...用箪笥(だんす)の後から物を引き出すのに矢を使用したところが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...十六日までの分は用箪笥の抽出に収め...
谷崎潤一郎 「鍵」
...敏子が茶の間へ行って用箪笥の抽出を捜してみる...
谷崎潤一郎 「鍵」
...押入の用箪笥のなかから...
徳田秋声 「あらくれ」
...庸太郎が用箪笥(ようだんす)の引出しに仕舞っておいたという残りの二百円を見に行ってみると...
徳田秋声 「仮装人物」
...衣裳箪笥も、用箪笥も、小さな長火鉢も、三味線も、衣桁になげかけられてる衣類も、其他すべて、ぼーっとくすんでいる...
豊島与志雄 「復讐」
...用箪笥(ようだんす)の環を響かして...
夏目漱石 「それから」
...殿様御出発際錠前をおろされた御手元の御用箪笥だけでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...用箪笥の方は半刻經たないうちに何とか工夫が付きませう」「それでは頼むぞ」「――」清左衞門はお長屋に自分の歸りを待つて居る錢形平次とガラツ八の顏を思ひ浮べ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃は巾着ごと用箪笥(ようだんす)へ入れてあるはずで――」「それを見せて貰おう」平次は勘五郎を促して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...用箪笥の小抽斗の鍵が一つと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この場ですぐ捺して差上げましょう」「口紅は」「これに」尼の手は側の用箪笥に入りましたが...
野村胡堂 「百唇の譜」
...用箪笥の上へ移したのである...
森鴎外 「あそび」
...和助はおけいを用箪笥の前へ呼んで...
山本周五郎 「追いついた夢」
...二人とも肝心な話をさきに仰(おっ)しゃいな」「ああそのことね」小松は持っていた風鈴をそばにある用箪笥の上に載せ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...用箪笥の上に風鈴のあるのをみつけた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...用箪笥(ようだんす)から鍵をとり出して私に渡してくれた...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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