...態々(わざ/\)あんな本を用立てるんぢやなかつたつけ...
薄田泣菫 「茶話」
...誰彼なしに金を用立てる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...君は頼まれれば追剥のケリムにだって金を用立てる人だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...妻(さい)と相談の上自分らが借りていた八畳二室(ふたま)のその一つを御用立てることにした...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...人に用立てるなんて...
夏目漱石 「三四郎」
...二度とこんな巨額のお金を用立てることは出来ません...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...邸内全部を用立てる必要にでも迫られなければ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それでもあれに劣らないのをすぐに用立てる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...」「戦場で用立てるものかの...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...どんな目的にでも時間を用立てることができるようになったことである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...不足の金は用立てる...
山本周五郎 「竹柏記」
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