...果すべき用向きの多かつた夫は...
芥川龍之介 「秋」
...実用向きの幅(はば)のひろいセメント道路が出来ていた...
海野十三 「海底都市」
...自分が代がわりとなりし後たびたび辞を低うして用向きに伺ったが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...エレーナ 何か用向きがあるんでしょう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...父は久松家の用向きで東京へ行く事になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...実用向きに使用して...
中里介山 「大菩薩峠」
...最大有力の御用向きかまたは用向きなるものに逢えば...
福沢諭吉 「教育の事」
...傲慢(ごうまん)に笑ったのは用向きを聞いた時だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...「ご用向きは――...
室生犀星 「蛾」
...二人とも私の身分と用向きをよく承知しておられ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...使者の用向きは、今度の上杉討伐に、三成の子息隼人(はやと)も従軍することになっていたので、それを誘いあわすためであった...
吉川英治 「大谷刑部」
...ご辺の用向きは」と...
吉川英治 「三国志」
...何か君側の用向きを承ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...それから用向きに移って...
吉川英治 「新書太閤記」
...こよいの用向きを解した...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ彼がこれへ使者に来た用向きも...
吉川英治 「新書太閤記」
...さっそく用向きを切り出しかけたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何の用向きをもってきたのか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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