...私はどんな用向きの画でも...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...今日もそれらの用向きで参られて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかるに或る時朝廷からの御沙汰に中野外務権太丞がその藩へ出張するとの事で、間もなくその一行が到着したが、その用向きは、兼て預けてある切支丹信徒の事であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その用向きというのが...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...用向きで」鋭い眼が...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...ほんとうの用向きではなくて...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...用向きの繁劇(はんげき)なるがために...
福沢諭吉 「教育の事」
...精一杯虚勢を張って用向きを訊くと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...おずおずとメアリの用向きを聞きたがり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ビンセント卿の用向きを聞いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...大奥様の用向きで送り出され...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...筆者は長い道中の間に用向きをハタと忘れているのに気が付いた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...何か君側の用向きを承ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...てまえの用向きも...
吉川英治 「新書太閤記」
...どういう御用向きでござりますな」「じゃあ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まだくどくどと火急らしい用向きが認(したた)めてある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もっとそっちの用向きを糺(ただ)した上で怒ればよかったのだが」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そして中には大事な用向きが書いてあるから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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