...あなたに言伝(ことづ)てを頼みたい――と云う用向きだったそうです...
芥川龍之介 「妖婆」
...おまけに僕の行く用向きと云うのが...
芥川龍之介 「路上」
...他に用向きがあるわけでもないのに自身で森にやってくる工員や商人は...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...師匠の用向きにてこれこれと答えますと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...用向きも何もあるものか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...米友は使の用向きは後廻しにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...実用向きに使用して...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何にも実用向きな獰猛(どうもう)さが感じられた...
中島敦 「虎狩」
...用向きをまちがえて取り次いだりしたために...
羽仁もと子 「女中訓」
...正面から堂々と訪問の用向きを話した...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...私は家事全般と用向きに飛び回っておりました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...大奥様の用向きで送り出され...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「御用向きは」「主水(もんど)を用いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀の用向きは」「こちらからわざわざ山上へお越しあっては...
吉川英治 「新書太閤記」
...故信長の葬儀準備の用向きが山積して待っている有様だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...どういう御用向きでござりますな」「じゃあ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...用向きを切りだした...
吉川英治 「松のや露八」
...用向きの口を切って...
吉川英治 「源頼朝」
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