...「日本将校二名がこれこれの用向きを帯びて貴地に赴くについては...
石川欣一 「比島投降記」
...私の旅行の用向きを答えた...
梅崎春生 「桜島」
...用向きをたずねますと...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...余人には語れぬ用向きでのう」「ははあ」飽津が...
直木三十五 「南国太平記」
...お目にかかりたいと――」「用向きは!」「是非...
直木三十五 「南国太平記」
...大きな顔が用向きをきいて笑った...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...用向きをまちがえて取り次いだりしたために...
羽仁もと子 「女中訓」
...用向きの繁劇(はんげき)なるがために...
福沢諭吉 「教育の事」
...当分用向きは無いなと感じた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...私は家事全般と用向きに飛び回っておりました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...「どういう用向きですか?」「判官どのにお会いしたい」「どういう用向きですか――」と繰りかえして玄関番はのっそり立って来た...
本庄陸男 「石狩川」
...数学者の教授上に初歩の人へは実用向きのものから教えたかの観あることもまたこの関係からであり...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...「城代の用向きはなんだ」「お上御帰国の供の中に...
山本周五郎 「新潮記」
...てまえの用向きも...
吉川英治 「新書太閤記」
...よんどころない用向きを控えておりますで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何の用向きをもってきたのか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...佐渡は、公務の用向きを、ちょっと耳に入れて、その後で、「岩間角兵衛から、誰か御推挙の人物がある由でございますが、その仁(じん)を、御覧になりましたか」と、訊ねた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それぞれ用向きの程度によって...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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