...之は友人や知人にも用ゆる手で...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...酒は真(ほん)の交際(つきあひ)に用ゆるだけ...
石川啄木 「刑余の叔父」
...茶の湯に用ゆる建築露路木石器具態度等総てそれ自身の総てが趣味である...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...専(もっぱ)らお役所のお歴々(れきれき)が用ゆるもので印象が殊の外深く...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...椿岳の泥画椿岳の泥画というは絵馬や一文人形(いちもんにんぎょう)を彩色するに用ゆる下等絵具の紅殻(べにがら)...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...これを用ゆる者の正邪に由(よ)りて善悪の区別が初めて起るのである...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...滿州はフヰニシヤ人の發明したる聲音文字を用ゆること...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...其(をい)を時々洗濯し取替用ゆれば一入よし...
福澤諭吉 「養生の心得」
...まず支那等で虎の体の諸部を薬に用ゆる事は一月初めの『日本及日本人』へ出したが...
南方熊楠 「十二支考」
...この神の踏ませるものなれば猿ばかりをも用ゆるにや...
南方熊楠 「十二支考」
...必ずこの木を用ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...塩小匙一杯の割合にて混ぜ火に掛け能く掻廻(かきまわ)して煮たる物を用ゆ...
村井弦斎 「食道楽」
...○昆布スープに用ゆる昆布は上等の菓子昆布といい極厚きものに限る...
村井弦斎 「食道楽」
...しかるに近頃は米国製の新式孵卵器(ふらんき)を用ゆると昔のように寒暖計で温度を測る世話もなし...
村井弦斎 「食道楽」
...しかし刺撃物を用ゆものはよほど注意せんと習慣になりやすくって段々多量を用いなければ利(き)かなくなります...
村井弦斎 「食道楽」
...それを用ゆる前に一旦ザット酢で洗って別に酢の中へ塩と砂糖を少し加えてそれへ鮎を漬けておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...牛蒡その他のお煮〆(にしめ)を煮るには魚類のスープを用ゆべし...
村井弦斎 「食道楽」
...壜詰(びんづめ)のトマトソースを用ゆれば便利あり...
村井弦斎 「食道楽」
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