...滿州はフヰニシヤ人の發明したる聲音文字を用ゆること...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...東湖の手腕用ゆる所なく...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...以て戰國の外交に用ゆ可し其の言を發して情致あるは伊藤侯の長所にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...別な方法を用ゆることにした...
豊島与志雄 「無法者」
...いわんや今では彩牋堂なるその家は在(あ)っても住むものなくヨウさんは再びその名を用ゆる折がなくなってしまったのである...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...○近年堅きカラーの代りにシャツと同色(ともいろ)の軟きカラーを用ゆるものあり...
永井荷風 「洋服論」
...四邊に盛り上つている砂はダイナマイトに用ゆるに適しているらしいと...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...兵を用ゆるには地の利を知らなければならぬというようなことを...
中里介山 「大菩薩峠」
...道徳の教に四書五経を用ゆべきやというに...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...女のみ住んで善く弓矢を用ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...塩小匙一杯の割合にて混ぜ火に掛け能く掻廻(かきまわ)して煮たる物を用ゆ...
村井弦斎 「食道楽」
...三枚を載せ熱き茶を掛けて用ゆれば昆布殊(こと)に軟かくなりて味良し...
村井弦斎 「食道楽」
...しかし毎日の常食に西洋料理を用ゆる事はなかなか面倒で急に出来んよ」中川「それはつまり慣れないからだ...
村井弦斎 「食道楽」
...バターに味をつけ再び煮立てて用ゆ...
村井弦斎 「食道楽」
...これも水の代りにスープを用ゆればなおよし...
村井弦斎 「食道楽」
...同じ料理でも急ぐ時には軽便法を用ゆることをちょいと才覚しなければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...○豚饅頭に生肉を用ゆるは蒸す故に蒸汽消毒を行うと同じ功能あればなり...
村井弦斎 「食道楽」
...○この塩辛煮に用ゆる塩辛は秋田県新屋産を良しとすという...
村井弦斎 「食道楽」
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