例文・使い方一覧でみる「用」の意味

...」「用のあるは、いつも娘ばかりさね...   
芥川龍之介 「偸盗」

...袋に入れて顔を洗うのに使用する...   
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」

...されども人毎（ひとごと）に業用（げふよう）にさゝへて時を失（うしな）ふか...   
京山人百樹刪定 「北越雪譜」

...」寺石氏はこのジャンの意味の転用に関する上記の説の誤謬（ごびゅう）を指摘している...   
寺田寅彦 「怪異考」

...この事を利用して重罪嫌疑者の審問に使おうというのがいわゆる測心器の目的であるそうな...   
寺田寅彦 「話の種」

...これは物の作用や性質やまでも物体視せんとするストア派の学者に対する手ごわい論難として書かれたものであるらしい...   
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」

...保子の好意を濫用しないことだった...   
豊島与志雄 「反抗」

...「父上が、隠居届を出されたのか？」「いいえ、福岡、宇和島、南部の三公から、御願いがござりまして、閣老において、御内諾とのことにござります」久光は、じっと、用人の顔を、見ていたが「それでは、父が、厭じゃと申した時に、何うもならんではないか？」「勿論、左様でございます...   
直木三十五 「南国太平記」

...用ありていづ目をつけて草に棄てたる芋の葉の埃しめりて露おける朝假裝行列に加はりて予は小原女に扮す...   
長塚節 「長塚節歌集　中」

...なんの用事があるというのさ...   
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...「貴方の鼻はコルヌイ（蒸気用レトルト）でもあるわけですな？」博物館員が更に尋ねた...   
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」

...うちの麦粉や家畜をずっと政府（おかみ）の御用に買いあげてくれることになれば...   
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」

...大変器用な人にちがいないわ...   
ナサニエル・ホーソン　Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」

...伊織は萬一の時の用心に...   
森鴎外 「ぢいさんばあさん」

...とうていちっぽけな小鳥が作り上げるその巣の精巧さと美しさとまたその効用とを...   
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...敵アリ御用意の赤い信号旗（しんごうばた）がのぞまれたので...   
吉川英治 「私本太平記」

...もう用事はないから寝（やす）めという...   
吉川英治 「宮本武蔵」

...人まねと思われまいという用心にひきずられる...   
和辻哲郎 「埋もれた日本」

「用」の読みかた

「用」の書き方・書き順

いろんなフォントで「用」

「用」の英語の意味

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