...主婦と其甥に当る十六の少年(こども)と...
石川啄木 「病院の窓」
...ちょうど甥が出征するという日で...
犬田卯 「一老人」
...義甥の健男と共に徒歩す...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...それからあのいくらか仁義を切るやうな半シャツの甥の身構へだの...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...侯爵の甥のシャルルが到著するが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一道太(みちた)が甥(おい)の辰之助(たつのすけ)と...
徳田秋声 「挿話」
...」甥は彼が帰つて来たとき...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...甥のために遺しておいたものでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先代の甥の菊之助が何所かの矢場からか拾つて來た代物(しろもの)ですよ」「傳馬町の大牢から這ひ出した...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...甥の吉太郎と來ては一度勘當されたほどの遊び好きでございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...姉と甥(おい)と妹とその三人が枕(まくら)を並べて病臥(びょうが)しているのであった...
原民喜 「廃墟から」
...甥のところだけを切離してちよつと書添へておく...
原民喜 「星のわななき」
...残念な甥(おい)が暴行と窃盗に絡んでいるとお考えでしょう」「犯行はこれが初めてじゃないですな」「いいえ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...甥ですよ――」と...
吉川英治 「三国志」
...これで甥の高氏どのの身も晴れ...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は悪鬼のような甥を...
吉川英治 「新書太閤記」
...甥(おい)や姪(めい)の一族のものにもいっていることばであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...伊東義益の甥(おい)伊東アンシオの名もその中にあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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