...産婆さんに相談してみたらどうですか...
...私の母親は、産婆として働いています...
...産婆の方が、出産に関しては医者よりも詳しいです...
...産婆がいなかったら、私は出産を乗り越えられなかったでしょう...
...この病院には、非常に有名な産婆がいます...
...白い手術着を着た産婆が一人...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...そして三月の後には区立病院の産婆養成所の入学試験に及第した...
有島武郎 「星座」
...産婆はていちょうに産婆のなすべきことをして帰った...
伊藤左千夫 「去年」
...アラビア人のあいだで彼は「男の産婆さん」の称号を得た...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...出産の如きも元来普通な生理的の作用であるから決して困難な筈なく、獣類の牝に出産の際に同僚の助けを求める者のないのは無論のこと、人類でもアフリカやオーストラリヤの土人は姙婦が旅行中に出産する場合には暫時同伴者と離れ、藪蔭で出産を済ませ、傍の小河で幼児を洗うて、直に自分の背に乗せ、早足で同行者に追ひ附いて、平気で旅行を続けるが、本来かく軽便であるべきものが、文明国になると、生死にも関する大事件となり、必ず産婆、看護婦、産科医者の助けを借りなければ産めぬ事に定まり、其上に難産の割合が次第に増して行く...
丘浅次郎 「人類の将来」
...産婆産科婦人科醫的な世話をする特殊部落であると信じたい...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...いい産婆さんになってね」さすがに小ツルはちょこんと肩をすくめ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...」産婆は喋々(ちょうちょう)と自分の腕前を矜(ほこ)った...
徳田秋声 「黴」
...産婆も体がたまりませんよ...
徳田秋声 「黴」
...産婆は毎日来ては...
徳田秋声 「黴」
...少し後れても心配はいらないと産婆は云った...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...間もなく産婆が来てくれた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...産婆と、隣りの婆さんとに「家にいてはいけません」と、云われて、早稲田のグラウンドの周囲を二時間の余も、歩いていたのを憶えている...
直木三十五 「死までを語る」
...産婆は細い硝子(ガラス)の管のようなものを取って...
夏目漱石 「門」
...「産婆さんはお出になりませんかッ……どなたか産婆さん御存知ではありませんかッ!」九月×日街角の電信柱に...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...産婆(さんば)の申すに...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...午後になつて産婆が來て...
水野仙子 「四十餘日」
...その産婆は営業停止になったそうですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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