...絶えず生起する新現象は旧来の特権的事業を破壊して諸事業は自然に新興民衆の手に帰するのであつた...
石川三四郎 「社会的分業論」
...有限という壁に取囲まるる不完全なる人の間の関係の上に生起する事象である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...神と彼と二者相対の上に心霊問題は生起する...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...単に外界に生起する出来事とは異なるのであるから...
田辺元 「メメント モリ」
...かかる生活の開展の過程において生起する凡百の事件や...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...新聞社間の命がけの生存競争の結果として必然に生起するものであって...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...この問題や立場が歴史的に生起することを忘れてはならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...即ちそれは新しい運動が連続的に生起することを意味する...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...第一は自然に於て事実的に存在し又は生起するものを介して永久的の形相なる本質を発見するに努める仕方であって...
戸坂潤 「性格としての空間」
...即ち――向に示した通り――自然に於て事実的に存在し又は生起するものを介して発見される永久的な形相が自然の本質と呼ばれる約束であった...
戸坂潤 「性格としての空間」
...それの表現手続きの中に生起するのである...
中原中也 「我が詩観」
...自然法則の中にありて現象の生起する条件をさぐる...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...もしくはイデオロギーの範囲内のみで生起するものではない...
三木清 「科学批判の課題」
...私の腦裡に生起する心像の無限をひとたまりもなく片附けてしまふであらう...
三木清 「人生論ノート」
...私の脳裡に生起する心像の無限をひとたまりもなく片附けてしまうであろう...
三木清 「人生論ノート」
...主体と主体との間に生起するものである...
三木清 「哲学入門」
...それに伴ふアントロポロギーの變革はかくして或る時には徐々にそして他の時には急激に生起するのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...絶えず新たに生起する歴史的事件は絶えず新たな歴史敍述を促し...
三木清 「歴史哲學」
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