...瀬古 沢本は生蕃だけに芸術家として想像力に乏しいよ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...生蕃(せいばん)どうだ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...台湾生蕃(せいばん)の...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...嘗ての生蕃工作の名残りとして...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...生蕃が帰順すると...
中村地平 「霧の蕃社」
...生蕃の女を妻としていることが...
中村地平 「霧の蕃社」
...おれのうちは貴様みたような生蕃人や...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...生蕃が叛乱して大勢殺された西螺街とかいう所へ行った時...
柳田国男 「故郷七十年」
...(生蕃(せいばん)伝説集...
柳田國男 「日本の伝説」
...台湾の巡査となって生蕃(せいばん)討伐に従事した...
夢野久作 「近世快人伝」
...例えば殷(いん)の紂王(ちゅうおう)、生蕃軍、玉藻前(たまものまえ)、○○侯等の暴虐の図、又は普通の美人や少年などに血をあしらった場面等の注文が次第に殖えて来た...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そいつが有名な生蕃(せいばん)小僧という奴で...
夢野久作 「二重心臓」
...生蕃小僧と同じ位の年頃の若い親分でした...
夢野久作 「二重心臓」
...木立の蔭からその光景を窺っていた生蕃小僧が立出で...
夢野久作 「二重心臓」
...轟氏が立って行って開けてやると両足を棒のように巻いた生蕃小僧が...
夢野久作 「二重心臓」
...窓の外の生蕃小僧...
夢野久作 「二重心臓」
...あっしみてえな人間の心あ貴女(あなた)みてえな女(ひと)でなくちゃあ理解(わか)ってもれえねえからな」「……………………」生蕃小僧はチョット涙を拭いてニヤニヤと笑った...
夢野久作 「二重心臓」
...そうしてその上にも因果な事には、女としての私に恋焦(こが)れておりましたあの兇悪無残の殺人鬼、生蕃小僧が、女性としての私を恋する余りに、それこそ生命(いのち)がけで私の罪悪をカバーしてくれましたお蔭で、やっと今日まで娑婆(しゃば)に生き永らえまして、おなつかしい皆様に今一度、斯様(かよう)な舞台姿で、お目にかかる事が出来たので御座います」「芝居だ芝居だ」「スゴイスゴイ……」「ああ……たまらねえ」満場の人々のタメ息が一瞬間笹原を渡る風のように渦巻きドヨめいて直ぐに又ピッタリと静まった...
夢野久作 「二重心臓」
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