...なんぼ生蕃と諢名(あだな)されているからって...
有島武郎 「ドモ又の死」
...生蕃、そんな及び腰をするなよ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...台湾生蕃(せいばん)の...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...日本人を生蕃人(せいばんじん)にしようとするのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...総督と生蕃(せいばん)...
薄田泣菫 「茶話」
...台湾の生蕃(せいばん)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...誰かゞ「まるで生蕃人の小屋のやうだ!」と云つた通りアトリヱの隅に累々としてゐた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...それにこんな生蕃人見たいな爺に向つて...
牧野信一 「清一の写生旅行」
...おれのうちは貴様みたような生蕃人や...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...大勢の生蕃を珠数(じゅず)つなぎに生捕って山又山を越えて連れて帰る途中で...
夢野久作 「近世快人伝」
...又の名を生蕃(せいばん)小僧というのが居りました...
夢野久作 「二重心臓」
...そうして生蕃小僧に別れると直ぐに久蔵親分は...
夢野久作 「二重心臓」
...俺は別に生蕃小僧をペテンにかけるつもりじゃなかったんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...その十幾年後の今日(こんにち)になって突然に又生蕃小僧から脅迫状が来はじめたのだ...
夢野久作 「二重心臓」
...轟九蔵を殺したのは生蕃小僧じゃない...
夢野久作 「二重心臓」
...今捕まっているのはホンモノの生蕃小僧じゃない...
夢野久作 「二重心臓」
...だから本物の生蕃小僧はアノ支配人の笠圭之介……」「フ――ム――」江馬兆策が頭を抱えて椅子の中に沈み込んだ...
夢野久作 「二重心臓」
...それから生蕃小僧が立去って後(のち)に...
夢野久作 「二重心臓」
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