...主人は奴隷に対して生殺与奪の権を持っている...
大杉栄 「奴隷根性論」
...世襲の多数奴隷の上に生殺与奪の権を奮(ふる)って...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...わしたちの遠くもない先祖たちは近隣の下民どもに対して生殺与奪の権を持っておったものじゃ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...生殺与奪の権を握られているのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ほとんど自分の家来の生殺与奪の権を獲得したもののように信じかねない連中の一人であった(もっとも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...国民の生殺与奪の権を握る神の眷族になった...
久生十蘭 「ノア」
...我が子の生殺与奪の権を握っている予審判事の口から出る一語一語に...
平林初之輔 「予審調書」
...城主に生殺与奪の権が喪(うしな)われてしまえば...
本庄陸男 「石狩川」
...すぐ生殺与奪の権をほしいままに握った気分になるところが...
宮本百合子 「鬼畜の言葉」
...自分の臣下に対して生殺与奪の権があった...
宮本百合子 「幸福の建設」
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