...生るゝ時未だ嘗て喜(よろこ)ぶことを知らず...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...芭蕉居士(こじ)は寛永廿年伊賀の上野藤堂新七郎殿の藩(はん)に生る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...人生るる時は柳の弊を造り...
高木敏雄 「比較神話学」
...其生るるに際して...
高木敏雄 「比較神話学」
...今晩の月の入りが私の蘇生る時ですよ...
田中貢太郎 「蘇生」
...薄紫によこぐものたなびくひまを眺むればいろなる露を身にあびて笑みつ生るゝ「あした」あり...
土井晩翠 「天地有情」
...美しい猪苗代湖は『野口英世その湖畔に生る』で世界に知らるゝ時が來ないとは限らぬ...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...萩城の東郊松下村護国山の南麓(なんろく)に生る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...土地(つち)より生るる敵手のまへ...
萩原朔太郎 「決鬪」
...財産家に生るるが幸福なりとか...
福田英子 「妾の半生涯」
...三年のうちには花が咲いて実が生るかもしれんと楽しんでいる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...スゲは植物学的には無論実が生るけれど...
牧野富太郎 「植物記」
...あわれそを見るは女王スカァアのよろこび大石のほとりの樹の上に生るよき木の実を見たまう長き...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「女王スカァアの笑い」
...汝(なんじ)の生るる事百年ばかり早過ぎたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...橋本忠兵衛生る...
森鴎外 「大塩平八郎」
...(セネカ)生るるは死するの始めなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)もし霊魂が生るるに際して体内に入るものとせば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...心なくして生るる美...
柳宗悦 「民藝四十年」
便利!手書き漢字入力検索