...生まれつき頑丈な体は墓の中から出て来ても依然として怪物のような格好をしていた上に...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...生まれつき悪質邪悪なものであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...で、両親たちも私の奉公先についてよりより相談もし心配もしておったことであるが、私は、生まれつきか、鋸(のこぎり)や鑿(のみ)などをもって木片を切ったり、削ったりすることが好きで、よく一日そんなことに気を取られて、近所の子供たちと悪戯(いたずら)をして遊ぶことも忘れているというような風であったから、親たちもそれに目を附けたか、この児(こ)は大工にするがよろしかろうということになった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それでもし生まれつき盲目でその上に聾(つんぼ)な人間があったら...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...むしろ生まれつき醜悪な心情の持主でさえあったが...
徳田秋声 「縮図」
...生まれつき鼻がよく利(き)いて...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...彼女は生まれつき醜いものでなかったことである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の生まれつきは...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...生まれつき頭の悪い人...
永井隆 「この子を残して」
...*175生まれつき...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...私はようこそ生まれつき植物に愛を持って来たものだと...
牧野富太郎 「植物知識」
...歯は生まれつきのもので虫歯はありません...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...これはまあどういう生まれつきなんだろうと...
正岡容 「初看板」
...また彼の生まれつきは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...自分は生まれつき決して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...いってくら!」よく人のだしにつかわれる生まれつきだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...臆病(おくびょう)な生まれつきは争(あらそ)えず...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼の素直な生まれつきを...
渡辺温 「絵姿」
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