...そして生ける屍(しかばね)に等しい僕の身体を...
海野十三 「深夜の市長」
...誠に生ける屍そのものです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...謂(い)わば「生ける屍(しかばね)」としか解してくれず...
太宰治 「人間失格」
...まるで生ける屍だ...
種田山頭火 「其中日記」
...彼は生ける屍のように狂える人となってしまったのである...
中井正一 「美学入門」
...それは見る影もない生ける屍になってしまったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...父の左近太夫は中風で生ける屍も同様...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...アレクシャ(皇太子のこと)は生ける屍...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...生ける屍の物凄さを與へる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...生ける屍とはこれだ...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...ギリシャ正教徒の生ける屍(しかばね)ができあがった...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...同じく須磨子当り狂言の「生ける屍」の主題歌を詠んだものに...
正岡容 「大正東京錦絵」
...その一歩ごとに「生ける屍」となりつつある...
宮本百合子 「女の手帖」
...エリスが生ける屍(かばね)を抱きて千行(ちすぢ)の涙を濺(そゝ)ぎしは幾度ぞ...
森鴎外 「舞姫」
...エリスが生ける屍(かばね)を抱きて千行(ちすじ)の涙をそそぎしは幾度(いくたび)ぞ...
森鴎外 「舞姫」
...妻女山一帯を生ける屍の墓地としてしまっている...
吉川英治 「上杉謙信」
...生ける屍(かばね)のごとく過ごして来た...
吉川英治 「黒田如水」
...生ける屍(しかばね)を送って行った...
吉川英治 「親鸞」
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