...生ける人間生活の血と火である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...吹矢は生ける腸(はらわた)の腸壁の一部に...
海野十三 「生きている腸」
...誠に生ける屍そのものです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...其処には生ける人間を以て構成されたあらゆる芸術がありました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...しかして他人のこれに接する生ける鬼神に事(つか)うるがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...生ける空間 Raumlichkeit-In-Sein の影として画布が考察される...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...生ける町ではなくて死の丘であった...
永井隆 「長崎の鐘」
...父母の歿後その像を刻みて之に仕ふること生けるが如く終身渝ることなし...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...氏は文字通り「生ける骸骨」であるからだ...
北條民雄 「続癩院記録」
...マルクスは「意識を單にそれの(現實的なる生ける諸個人の)意識として考察する***」...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...常々御許の生けるが如く思われし人の再生せしと思召し候え...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...世に生きとし生ける者のなかに...
吉川英治 「江戸三国志」
...この大陸大江に拠って生ける者としては...
吉川英治 「三国志」
...生きとし生ける者への御誦念(ごずねん)をお唇にもったのであるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...生ける日の母の笑いとなって胸に沁みてくる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...生ける間は、人間から憎悪や愛執(あいしゅう)は除けない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...さながら、生ける人にでも、言うように...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...大伯父はもう生ける屍のようになっていました...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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