...世に教師殊に小學校教師ほど生き甲斐のある生活が他にあらうかと私は感じました...
石川三四郎 「浪」
...生き甲斐のない顏が少し色ばんで...
石川啄木 「赤痢」
...ほめられることが生き甲斐のあることでないと云ふことを忘れないで下さい...
伊藤野枝 「遺書の一部より」
...)【3】(私にとつては人生は生き甲斐なきものだ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...「生き甲斐(がい)」というようなことに着眼した句は多少「生きて」という字を活用したとも申されます...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...まだほかに生き甲斐があるにしても...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...――俺はあの清らかな美しい存在(いきもの)を己れの生き甲斐として...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あつしはこの世に生き甲斐があると思ひますが――親分はさう思ひませんか」「馬鹿野郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生き甲斐もない我が身をして...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...恰(あたか)もそうやって我慢をしている事だけが自分のもう唯一の生き甲斐ででもあるかのように...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...一ばん生き甲斐(がい)のある生き方と申してよろしい――」と...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...今では慶太郎を唯ひとつの希望にして生き甲斐を感じてきた老夫人は...
矢田津世子 「女心拾遺」
...それもひとつの生き甲斐(がい)だと存じますの...
山本周五郎 「落ち梅記」
...「……毎日まいにちがこんなに生き甲斐のあることは初めてです...
山本周五郎 「菊屋敷」
...生き甲斐を与えその日その日を充実させて呉れたもの...
山本周五郎 「菊屋敷」
...生き甲斐もありそうだ...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...生き甲斐のある生活だ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...冒険なくしては生き甲斐を感じないのだ...
横光利一 「欧洲紀行」
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