...我等を更に生き甲斐のある人生に導くものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彼はそこに生き甲斐のない自分を見出だした...
有島武郎 「An Incident」
...松太郎は何がなしに生き甲斐がある樣な氣がして...
石川啄木 「赤痢」
...『生き甲斐のある生き方』は...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...それ程の『生き甲斐』を得る為めになら...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...心底に生き甲斐(がい)を感じて出発したのです...
太宰治 「新ハムレット」
...僕の生き甲斐だつた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...生き甲斐のある生活もしたかろう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...それがおれの生き甲斐(がい)でもあれば励みでもあったのだ! あいつの言うこと書くこと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...友があれば生き甲斐(がい)が出てくる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また生き甲斐のある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...働いてゐてこそ生き甲斐があるやうに思ふんです...
「修道院の秋」
...私は自分の残り少ない余生に本当の生き甲斐を感じている...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...その人に仕えること――それに生き甲斐を感じている従僕だけは異っていた...
本庄陸男 「石狩川」
...これで生き甲斐(がい)があるのでしょうか」弥生は縫う手を休めてびっくりしたように妹の顔を見た...
山本周五郎 「日本婦道記」
...生き甲斐のある人間に違いないだろう……しかし僕や叔父はもう人間の癈物だからね...
夢野久作 「鉄鎚」
...そうした冒険的な緊張味の中に彼女は言い知れぬ神秘的な生き甲斐を感じつつ生きて来たものであろう...
夢野久作 「少女地獄」
...何の生き甲斐(がい)があるでしょう」「あなたの性格は...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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