...兎の皮の耳袋(みみぶくろ)をした顔も妙に生き生きと赫(かがや)いていた...
芥川龍之介 「寒さ」
...小町 (生き生きと)ではあの人に行って貰って下さい...
芥川龍之介 「二人小町」
...私たちがあなたのことを絶えず生き生きと思い出していることがこれでお判りになりましょう...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...あなたも一緒に行らっしゃい」夫人は荒原の女豹が獲物を捕える時のように生き生きとした眼を輝かせながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...彼はその両の眼を生き生きと輝かせながら...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...生き生きとし、ピチピチしている...
中島敦 「悟浄歎異」
......
中野鈴子 「ある日」
...生き生きとした顔と黒い二つのひとみが...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これこそなによりも生き生きとした楽しみの源泉である...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...そしてこの「河童」の中で最も生き生きと諷刺されてゐるのが藝術家達であるといふ事は...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...一草一木ことごとく生き生きとして...
堀辰雄 「美しい村」
...お前がちっとも生き生きと私に蘇(よみがえ)って来ない...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...実はそういう人達――いわば純粋な第三者の目に最も生き生きと映っているだろう恐らくは為合わせな奥様としての私だけがこの世に実在しているので...
堀辰雄 「菜穂子」
...実はそういう人達――いわば純粋な第三者の目に最も生き生きと映っているだろう恐らくは為合せな奥様としての私だけがこの世に実在しているので...
堀辰雄 「楡の家」
...生き生きと始終ほほえんでいるような...
三好十郎 「樹氷」
...写生のできる今日になって描かれる絵は生き生きとした生命(いのち)があって傑作が多かった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...にわかに生き生きと成長し始めたためもあろう...
山本周五郎 「寒橋」
...それに向い合って身構えている現八の顔にはお父様の眼と鼻が生き生きと睨みかえっておりました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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