「甞」の意味
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小説での「甞」の使い方
...甞つて「五角」であつた...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「さしあげた腕」
...甞ては優しい思い出となっていた妻の事さえ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...甞(かつて)貞介朴実(ていかいぼくじつ)を以(もつて)聞(きこ)え...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しかるに我国甞(かつて)火浣布(くわくわんふ)を作(つく)るの石(いし)を産(さん)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...甞(かつ)て札幌に於ては又一が出兵するを以て...
関寛 「関牧塲創業記事」
...甞てデシウス帝の迫害を受け...
高木敏雄 「比較神話学」
...そんな苦しみを甞(な)めながら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...あらゆる悲慘をも甞め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼等は甞て俺に何かを求めたであろうか……...
豊島与志雄 「過渡人」
...自分も女もはじめて苦い經驗を甞めたのである...
長塚節 「開業醫」
...山稼ぎの女はいくらあるか知れぬがお秋さん程のものは甞て似たものさへも見ないのである...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...味噌汁をかけてやったらぴしゃぴしゃと甞めた...
長塚節 「太十と其犬」
...玉砂糖(たまざたう)を蒲團(ふとん)の下(した)へ入(い)れて置(お)いて泣(な)く時(とき)には甞(な)めさせた...
長塚節 「土」
...辛酸の極を甞((な))めたり!おお我が民よ! 我が戦士! わが聖なる下々(しもじも)の者よ!羅馬...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...甞(かつ)て小むずかしい説法などを代助に向って遣った事がない...
夏目漱石 「それから」
...砂糖をやつて甞(な)めさせたに違ひあるまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今目前にその事が出来(しゅったい)したように足掻(あが)きつ(もが)きつ四苦八苦の苦楚(くるしみ)を甞(な)め...
二葉亭四迷 「浮雲」
...此に於て竹葉上に点々(てん/\)滴(したた)れる所の露(つゐ)を甞(な)め...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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