...大学の所謂学生運動全体に甚大な影響を与えることができるという立場からだと思うが...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...まだその直径がずっと大きかったころにはその潮汐作用によって諸遊星に甚大な影響を及ぼしたであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...若し読者が閑静なる半日を選び之を此種の研究に消費せんと欲するならば路加伝の左の章節は甚大なる黙想の材料を彼等に供えるであろう...
内村鑑三 「聖書の読方」
...その社会に及ぼす力の甚大なる一事は承認せなければならぬ...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...年々その毒を甚大ならしめ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...江戸の羽子に比(くらぶ)れば甚大なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...凡て怪物は、その躰力に於て、人間に勝ること、甚大なるが故に、之と戦うに当りて、肉躰の力の非常に大なるを要す...
高木敏雄 「比較神話学」
...かくのごとき碩学(せきがく)の逝去による英国学界への打撃は甚大なりと伝えらる...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...この精神が日本の青年に与えた影響は実に甚大なものである...
辻潤 「自分だけの世界」
...意義は特別甚大なのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...世間では往々軍部と政府との一種の対立に甚大な興味を懐くが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...電磁氣學と化學に甚大なる功績を印したファラデーは...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...この水族館がいかに科学普及に甚大な功績を挙げているかを示すために引用されている...
中谷宇吉郎 「異魚」
...影響するところが甚大なのである...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...最も甚大な不信心と不合理に導くことになる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...欧州戦争であのように甚大な家庭の破壊を蒙った後...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...勝敗によって嫁入りの結果に甚大なる影響を及ぼすとの事である...
横光利一 「欧洲紀行」
...そうしてこの相違には甚大な精神的意義がある...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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