...大学の所謂学生運動全体に甚大な影響を与えることができるという立場からだと思うが...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...トラウンは巧妙なる機動に依り一戦をも交えないで大王に甚大なる損害を与え...
石原莞爾 「戦争史大観」
...満州軍の建設には人知れざる甚大な努力が払われた...
石原莞爾 「戦争史大観」
...若し読者が閑静なる半日を選び之を此種の研究に消費せんと欲するならば路加伝の左の章節は甚大なる黙想の材料を彼等に供えるであろう...
内村鑑三 「聖書の読方」
...年々その毒を甚大ならしめ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この精神が日本の青年に与えた影響は実に甚大なものである...
辻潤 「自分だけの世界」
...世間では往々軍部と政府との一種の対立に甚大な興味を懐くが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...及ぼすところの迷惑甚大なところから...
中里介山 「大菩薩峠」
...この水族館がいかに科学普及に甚大な功績を挙げているかを示すために引用されている...
中谷宇吉郎 「異魚」
...甚大な被害を蒙ったというのである...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...とくにカスリン台風の甚大な被害...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...彼らには甚大な遺憾事であったろうと...
蜷川新 「天皇」
...最も甚大な不信心と不合理に導くことになる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...養成した功労も亦甚大なるものであるといわねばならない」とあった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...直觀に對する甚大な渇望から生れた...
三木清 「歴史哲學」
...彼女の取立ては甚大なるものであった...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...これらのアラビア哲学は西欧中世の哲学に甚大なる影響を与え...
和辻哲郎 「鎖国」
...一方では倭寇の掠奪行為によって甚大な社会不安をひき起されるよりも...
和辻哲郎 「鎖国」
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