...大学の所謂学生運動全体に甚大な影響を与えることができるという立場からだと思うが...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...トラウンは巧妙なる機動に依り一戦をも交えないで大王に甚大なる損害を与え...
石原莞爾 「戦争史大観」
...満州軍の建設には人知れざる甚大な努力が払われた...
石原莞爾 「戦争史大観」
...凡て怪物は、その躰力に於て、人間に勝ること、甚大なるが故に、之と戦うに当りて、肉躰の力の非常に大なるを要す...
高木敏雄 「比較神話学」
...かくのごとき碩学(せきがく)の逝去による英国学界への打撃は甚大なりと伝えらる...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...意義は特別甚大なのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...世間では往々軍部と政府との一種の対立に甚大な興味を懐くが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...わたしに甚大なショックを与えた...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...影響するところが甚大なのである...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...それが今度の戦争中のソ連の食糧事情に甚大な貢献をしたのだそうである...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...とくにカスリン台風の甚大な被害...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...彼らには甚大な遺憾事であったろうと...
蜷川新 「天皇」
...最も甚大な不信心と不合理に導くことになる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...直観に対する甚大な渇望から生れた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...欧州戦争であのように甚大な家庭の破壊を蒙った後...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...近代のヨーロッパに甚大な影響を与えたのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
...これは甚大な相違だと云ってよいのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...そうしてこの相違には甚大な精神的意義がある...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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